栗山川漁港

栗山川漁港

栗山川漁港は、千葉県山武郡横芝光町に位置する第一種漁港です。九十九里浜の中央部、栗山川の河口に位置しています。この漁港は、地域の漁業を支える重要な拠点であるとともに、周辺の自然環境と調和した景観が特徴です。

概要

栗山川は、現在直接海に注いでいますが、明治時代にはこの付近から砂丘列の裏側を南下していました。漁港は、その旧河道の一部を仕切って設けられました。かつての栗山川の流れは、さらに木戸川河口まで続いていましたが、後に蓮沼海浜公園が開園しました。漁港の海側には、砂丘列を挟んで公園「マリンピアくりやまがわ」が整備されており、地域住民や観光客の憩いの場となっています。

この漁港では、1976年（昭和51年）からサケの放流事業・里親事業が続けられています。漁業組合員が中心となり、受精卵から稚魚を育て、3月上旬に放流式を行います。また、10月中頃から12月にかけては、サケの捕獲も行われます。このサケの資源保護活動は、漁港の重要な活動の一つです。

沿革

栗山川漁港は、1960年（昭和35年）4月15日に第一種漁港として指定されました（農林省告示第358号）。1992年（平成4年）3月27日には、海岸保全区域に指定されています（千葉県告示第273号）。

漁港の管理は、千葉県農林水産部水産局が行っています。漁業協同組合は、横芝町と蓮沼村のものが連携しています。

マリンピアくりやまがわ

漁港のすぐそばにある「マリンピアくりやまがわ」は、九十九里海岸のほぼ中央に位置する公園です。緩やかな傾斜の護岸が整備されており、夏には多くの海水浴客で賑わいます。展望台からは、九十九里浜の雄大な景色を一望できます。公園内には、約1万平方メートルの緑地広場や、3千平方メートルの園路遊歩道が整備されています。

周辺

栗山川漁港周辺には、以下の観光スポットがあります。

蓮沼海浜公園: 広大な敷地を有する公園で、海水浴場やプールなどの施設が充実しています。
九十九里浜: 広大な砂浜が続く海岸で、海水浴やサーフィンなどのアクティビティが楽しめます。
木戸浜海水浴場: 海水浴や釣りを楽しむことができる海水浴場です。
屋形海水浴場: 海水浴やマリンスポーツが盛んな海水浴場です。
屋形サーフスポット: サーフィンを楽しむことができるスポットです。

アクセス

公共交通機関

成田国際空港第2ターミナルまたは松尾駅（JR総武本線）から空港シャトルバスに乗り、「横芝屋形海岸」で下車、徒歩5分です。

自動車

首都圏中央連絡自動車道の松尾横芝ICから、千葉県道108号横芝停車場白浜線を経由します。

脚注

関連項目

日本の[[漁港一覧]]#千葉県

外部リンク

水産庁ホームページ (2021年12月閲覧)
栗山川漁港

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