栗田ひろみ

栗田ひろみ（くりたひろみ、1957年 9月2日生まれ）は、東京都豊島区東池袋出身の日本の元女優・タレントです。彼女の本名は栗田裕美で、東京成徳高等学校を卒業後、芸能界に飛び込みました。

来歴

栗田は、学生時代の1972年、豊島区立雑司谷中学校での夏休みに、赤坂のTBSホールで行われていた公開番組『ハット・ピンキー!』を観覧中にスカウトを受け、芸能界に足を踏み入れました。彼女のデビューはCM出演で、特に1972年に大島渚監督の映画『夏の妹』での主役抜擢が話題となり、その後、テレビや雑誌グラビアへの露出が増えるにつれて人気が急上昇しました。

1973年には、映画『放課後』や『ときめき』、そしてテレビドラマ『伊豆の踊り子』に主演し、若者たちから絶大な支持を受けました。この時期、少し陰のある優等生イメージを持つ彼女は、多数のCMに出演し、ワーナー・パイオニアからレコードデビューも果たしました。

1974年10月には、篠山紀信によるヌード写真が特集された「プレイガール」の表紙を飾り、さらに注目を浴びました。しかし、1980年の大晦日をもって芸能界を引退し、1981年に石油会社に勤務するサラリーマンと結婚しました。

引退後も時折メディアに登場することがあり、特に2006年には再び『放課後』のDVD化に際し、当時の撮影裏話を語ったオーディオコメンタリーにも参加しています。

主な出演作品

栗田ひろみは、多岐にわたって映画やテレビドラマに出演してきました。代表的な映画には以下があります：

- 夏の妹（1972年）
- 放課後（1973年）
- ときめき（1973年）
- 沖縄10年戦争（1978年）
- 地獄（1979年）

テレビドラマにおいても、多数の作品に出演しました：

- 伊豆の踊り子（1973年）
- 火曜劇場 / 微笑（1975年）
- 大都会闘いの日々（1976年）
- 新・座頭市（1977年）
- 大岡越前（1978年）
- 桃太郎侍（1980年）

CMや音楽活動

また、栗田はCMにも頻繁に出演しており、森永製菓の「小枝」や花王のオイルシャンプーなどで彼女の姿を見かけました。音楽活動においては、複数のシングルとアルバムをワーナー・パイオニアからリリースし、音楽シーンにも影響を与えました。

プライベート

栗田ひろみは、名だたる登場人物なだけでなく、多くの人々に愛されてきました。彼女のキャリア完結後も、ファンとの絆は強く、再度メディアに登場する姿は常に期待されています。彼女は昭和の時代のアイドルの象徴として、今もなお多くの人々の記憶に残る存在です。

まとめ

栗田ひろみは、1970年代を中心に活躍した日本の元女優・タレントです。その魅力的な表現力と多才な活動は、視聴者やファンにとって貴重な存在であり続けています。

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