根間洋一

根間洋一：沖縄が生んだバスケットボールの情熱

根間洋一（ねま ひろかず）は、1979年5月12日生まれ、沖縄県出身のバスケットボール指導者であり、かつてはプロバスケットボール選手としてコートを駆け巡りました。ポジションはガード/フォワードを務め、その多才さでチームに貢献しました。

プロ選手としての軌跡

根間は北谷高校から法政大学へと進学し、バスケットボールの腕を磨きました。2002年、横浜ギガキャッツに入団し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせます。ルーキーイヤーからチームに貢献し、オールジャパンベスト8進出の原動力となりました。

しかし、所属していたギガキャッツが廃部となり、2005年には福岡レッドファルコンズへ移籍。ところが、不運にもレッドファルコンズも消滅という憂き目に遭います。

2006年、根間はドラフト外で富山グラウジーズに入団。そのリーダーシップを買われ、主将に指名されます。チームを牽引し、富山で確固たる地位を築きました。

2008年、惜しまれつつも現役を引退。しかし、バスケットボールへの情熱は冷めることなく、アシスタントコーチとして新たなキャリアをスタートさせます。

指導者としての挑戦

富山グラウジーズでアシスタントコーチを務めていた2008-09シーズン、ヘッドコーチの更迭に伴い、一時的にヘッドコーチ代行としてチームを指揮しました。その後、石橋貴俊がヘッドコーチに就任し、アシスタントコーチとして支えました。

2010-11シーズンからは、滋賀レイクスターズのアシスタントコーチに就任。2011年2月には、石橋貴俊ヘッドコーチの解任を受け、再びヘッドコーチ代行としてシーズン終了まで指揮を執るという経験をしました。

2011-12シーズンは、アラン・ウェストオーバーがヘッドコーチに就任し、その下でアシスタントコーチを務めました。チームを4位という好成績に導き、プレイオフカンファレンスセミファイナルまで進出。ウェストオーバーと根間は、その実績を評価され、2013-14シーズンまでの2年契約を結ぶこととなりました。

しかし、2012-13シーズン終了後、ウェストオーバーが家庭の事情でオーストラリアへ帰国することになり退任。これを受けて、根間もチームを離れることとなりました。

その後、2013年8月には大阪エヴェッサのアシスタントコーチに就任することが発表されましたが、2013-14シーズンが開幕する10月になっても契約締結には至らず、10月22日に大阪エヴェッサから契約合意が解除されたことが発表されました。

プロ選手として、そして指導者として、数々の困難を乗り越えてきた根間洋一。その情熱と経験を活かし、今後のバスケットボール界での更なる活躍が期待されています。

もう一度検索