桃白白

桃白白（タオパイパイ）

桃白白は、鳥山明が創作した漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターであり、その一連のアニメ作品にも登場します。彼はレッドリボン軍に雇われている凄腕の殺し屋で、その姿ははっきりとした特徴を持っています。彼の担当声優は大塚周夫（初代）と岸野幸正（2代目）です。

人物像

桃白白は、鶴仙人の弟であり、彼の見た目は中年の男性ですが、実年齢は291歳という非常に高齢です。彼は178cmの身長と70kgの体重を持ち、長い三つ編みの髪型に、前面には「殺」、後面には「KILL YOU!」と書かれた馬掛を着ています。彼の趣味は人を殺すことで、嫌いなものは特にないというキャラクターです。

元々はサラリーマンであり、271歳の時に殺し屋に転職しました。彼の料金は非常に高額で、1人の殺害につき1億ゼニーと設定されています。さらに、彼は「私の仕事料は法外」と豪語しています。

彼は気の扱いに非常に優れており、指や舌を使った暗殺術で、対象を一瞬で仕留める能力を持っています。初めて悟空に勝利した悪役でもあり、その戦い方にはユーモアが含まれる時もあれば、冷酷さが際立つ瞬間もあります。

作品における活躍

桃白白は、初めにレッドリボン軍に呼び出され、ブルー将軍の処刑を受け持ちます。彼はそこからドラゴンボールを求めて悟空と対決。最初の戦いでは彼の攻撃を軽く受け止め、悟空を倒してドラゴンボールを手に入れます。その後、悟空との再戦では自らの武器を使おうとしますが、逆に自滅してしまうことになります。

また、第23回天下一武道会にも参加し、天津飯と対戦。その際、彼は敗北し、武道家としての誇りを問われることになります。彼は闘いの後、再び鶴仙人に担がれて退場し、以降の原作では登場しないことになります。

彼はサイボーグ化されて復活した後、戦闘力が数倍に増加しています。新たに強化された自分の能力を使って、再度復讐を図るキャラクターとして登場します。銀色の機械化された腕からは強力な武器が発射されるなど、まさに殺し屋らしい姿に変貌を遂げます。

技

桃白白は、様々な技を使用しますが、その中でも特に有名なのが「どどん波」と「スーパーどどん波」です。彼の技は気を集中させたエネルギーを放つもので、彼の武器とも言える技です。

• - どどん波: 指先に気を集中して放つエネルギー波。
• - スーパーどどん波: サイボーグ化後に使用する強化版のどどん波。
• - 舌突き: 鍛え抜かれた舌で相手を狙う技。

このように、桃白白は「ドラゴンボール」シリーズの中で印象的なキャラクターであり、物語の展開において欠かせない存在の一人です。彼の冷酷な性格やユーモラスな側面は、物語に深みを与えています。

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