桐生厚生総合病院

桐生厚生総合病院は、群馬県桐生市織姫町に位置する、地域医療を担う重要な役割を果たす病院です。この病院は、桐生市とみどり市で構成される一部事務組合「桐生地域医療組合」によって運営されています。

歴史

病院の歴史は、1934年（昭和9年）2月に桐生市諏訪町（現在の東一丁目）に「桐生組合病院」として設立されたことから始まります。当初は桐生医療購買利用組合が運営を行っていました。その後、1941年（昭和16年）5月には、群馬県購買販売利用組合連合会へと運営が移管され、「桐生厚生病院」と改称されました。

1960年（昭和35年）には、病院は現在の織姫町6番3号へと移転し、同年9月には総合病院として認可され、「桐生厚生総合病院」という名称になりました。2016年（平成28年）4月には、医療ニーズの変化に対応するため、許可病床数を471床に減床しました。これにより、より効率的で質の高い医療サービスの提供を目指しています。

組合の沿革

病院を運営する組合の歴史もまた、地域医療体制の変遷を反映しています。1951年（昭和26年）4月には、桐生市外十二箇町村医療事務組合が設置されました。この組合は、桐生市に加え、山田郡の大間々町、梅田村、相生村、川内村、福岡村、毛里田村、勢多郡の新里村、黒保根村、東村、そして新田郡の笠懸村、藪塚本町、強戸村といった周辺町村で構成されていました。

その後、1952年（昭和27年）4月には、栃木県の菱村と小俣町が加わり、桐生市外十四箇町村医療事務組合となりました。しかし、1955年（昭和30年）には、町村合併により構成が変化し、小俣町が葉鹿町・三和村と合併して坂西町となったことで、桐生市外十箇町村医療事務組合となりました。その後も、市町村の合併や編入により、組合の構成は変化を続けました。

1959年（昭和34年）11月には桐生市外八箇町村医療事務組合、1964年（昭和39年）3月には桐生市外七箇町村医療事務組合、1965年（昭和40年）4月には桐生市外六箇町村医療事務組合へと変遷しました。2005年（平成17年）には、藪塚本町が太田市と合併し、新里村と黒保根村が桐生市に編入されました。そして、2006年（平成18年）3月には、東村、大間々町、笠懸町が合併して、みどり市となったことで、桐生地域医療組合が現在の形となりました。

診療科目

桐生厚生総合病院は、内科、外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、小児科、精神科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科など、幅広い診療科を擁しています。これにより、地域の患者の多様な医療ニーズに対応できる体制を整えています。

交通

病院へのアクセスは、JR両毛線・わたらせ渓谷線の桐生駅南口から徒歩約10分、上毛線の西桐生駅からは徒歩約15分と、公共交通機関でのアクセスも便利です。また、東武桐生線の新桐生駅からは、おりひめバスで約5分の距離にあります。

外部リンク

より詳しい情報は、以下の公式サイトをご覧ください。

桐生厚生総合病院

桐生厚生総合病院は、長年にわたり地域の医療を支え、これからも地域住民の健康と福祉に貢献していくでしょう。

もう一度検索