桑形萌花

桑形萌花の柔道人生：幼少期から世界へ羽ばたくまで

桑形萌花（くわがた もか）は、2002年10月10日生まれ、兵庫県出身の女子柔道選手です。70kg級で活躍し、身長163cm、右組みを基本とする選手です。血液型はA型。得意技は内股。

幼少期からの柔道との出会い

桑形選手は7歳の時に兵庫少年こだま会で柔道を始めました。この道場では、後にオリンピック金メダリストとなる阿部詩選手が2年先輩として在籍していました。小学校時代から柔道に打ち込み、全国小学生学年別[[柔道大会]]にも出場しましたが、上位入賞は果たせませんでした。しかし、この頃から才能の片鱗を見せ始めていました。

中学・高校時代：全国大会での躍進

夙川学院中学に進学すると、中学2年で全国中学校[[柔道大会]]70kg級3位、3年時には2位と着実に実力を伸ばしました。夙川高校に進学後も、1年生で全日本カデ2位、インターハイ個人戦で優勝するなど目覚ましい活躍を見せました。団体戦では、金鷲旗で3戦連続一本勝ちする活躍を見せましたが、チームは3位に終わりました。全国高校選手権では、決勝で敗れ2位となりました。2年生の時には全日本カデで優勝したものの、インターハイ、全日本ジュニアでは、朝飛真実に敗れ、それぞれ3位に終わりました。世界カデでは決勝で敗れ2位となるなど、国際大会でも活躍を見せました。高校3年時には、講道館杯で3位、全日本選手権でも3位と、シニアの大会でも結果を残し、2024年パリ五輪への意欲を表明しました。

三井住友海上所属：シニアでの挑戦

2021年4月からは三井住友海上に所属し、シニアの大会に本格的に挑戦。体重別では初戦敗退となりましたが、12月の全日本ジュニアでは優勝を果たしました。しかし、全日本選手権では5位に終わりました。2022年2月にはヨーロッパオープン・ワルシャワでシニアの国際大会初優勝を飾り、5月の実業団体でも優勝。世界ジュニアでは団体戦で優勝に貢献しました。しかし、全日本ジュニアでは2連覇を逃し、講道館杯では優勝を飾りました。

2023年以降：さらなる高みへ

2023年2月にはグランドスラム・パリで初戦敗退。世界団体のメンバーに選出されました。4月の体重別では優勝。5月の世界団体では、チームの優勝に貢献。続く5月のグランプリ・リンツでは3回戦敗退。6月の実業団体では2位に終わりました。2024年3月のグランプリ・リンツでは5位に終わりました。4月の体重別では初戦で敗れました。IJF世界ランキングは172ポイント獲得で75位（2024年4月1日現在）です。

戦績

桑形選手の主な戦績は以下の通りです。

2016年 - 全国中学校[[柔道大会]] 3位
2017年 - 全国中学校[[柔道大会]] 個人戦 2位、団体戦 5位
2018年 - 全日本カデ 2位
2018年 - ポーランドカデ国際 優勝
2018年 - 金鷲旗 3位
2018年 - インターハイ 優勝
2018年 - 交流大会団体戦 2位
2019年 - 全国高校選手権 個人戦(無差別) 2位
2019年 - 全日本カデ 優勝
2019年 - ポーランドカデ国際 優勝
2019年 - インターハイ 個人戦 3位、団体戦 2位
2019年 - 全日本ジュニア 3位
2019年 - 世界カデ 2位
2020年 - 講道館杯 3位
2020年 - 全日本選手権 3位
2021年 - 全日本ジュニア 優勝
2021年 - 全日本選手権 5位
2022年 - ヨーロッパオープン・ワルシャワ 優勝
2022年 - 実業団体 優勝
2022年 - 世界ジュニア 団体戦 優勝
2022年 - 全日本ジュニア 2位
2022年 - 講道館杯 優勝
2023年 - 体重別 優勝
2023年 - 世界団体 優勝
2023年 - 実業団体 2位
2023年 - アジア大会 団体戦 優勝
2023年 - 講道館杯 5位
2024年 -　グランプリ・リンツ　5位


桑形萌花選手は、若くして数々のタイトルを獲得し、国際大会でも活躍を続けています。今後、どのような活躍を見せてくれるのか、目が離せない選手の一人です。

脚注

JudoInside.comのプロフィール（英語）

もう一度検索