桑田憲汰

桑田憲汰：麻雀最強戦2連覇の軌跡と、意外な素顔

1995年生まれの若きプロ雀士、桑田憲汰。彼は、その類まれな強さで麻雀界に旋風を巻き起こしている。香川県出身で日本プロ麻雀連盟関西本部所属の三段。2018年のプロテスト合格からわずか数年で、麻雀界の頂点に上り詰めた彼の物語を追っていこう。

麻雀最強戦での圧倒的な勝利

桑田の活躍は、麻雀最強戦2023で一気に注目を集めた。関西予選を2位で通過すると、その後は勢いを増し、決勝卓ではベテランMリーガーたちを相手に、オーラスの一発ツモ満貫で逆転勝利。5連勝という圧倒的な強さで、見事最強位を獲得した。

続く麻雀最強戦2024では、連覇の偉業を達成。ファイナル1st Stageでは現Mリーガー2名を撃破、2nd Stageでも1位通過を果たす。決勝卓では、終盤まで近藤誠一の猛追を受けるも、冷静に逃げ切り、史上3人目となる大会連覇を成し遂げた。この快挙は、彼の高い実力と精神力の強さを証明するものと言えるだろう。

「全ツッパ」と称される攻撃的な打牌

桑田の雀風は、自ら「全ツッパ」と語る通り、非常に攻撃的だ。麻雀最強戦2023では実況解説陣から「ブルドーザー」と評され、その押しの強さは多くのファンを魅了した。麻雀最強戦2024では、彼の強さとバスケットボール経験にちなんで「将軍」という呼び名が与えられ、その異名はさらに浸透した。好む役はリーチ・一発・ドラと、まさに彼の攻撃的なスタイルを象徴している。

バスケ経験と意外な一面

麻雀界での活躍とは対照的に、桑田には意外な一面もある。高校時代はバスケットボール部に所属し、スポーツ推薦で高松商業高校に進学。しかし、県大会では全国大会常連校の強豪に阻まれ、全国大会出場は叶わなかった。この経験が、彼の現在の強靭な精神力を培ったのかもしれない。

さらに、麻雀最強戦2023のファイナル組み合わせ抽選会での出来事が話題となった。オンライン参加していた桑田は、抽選会中にミュート状態での無表情な姿が何度も映し出され、そのシュールな様子がSNSで拡散。多くのファンを獲得するきっかけとなった。

麻雀ゲーム『麻雀遊戯王』では、Mリーガーの仲林圭選手と生き別れの兄弟のように似ていると評され、親交を深めている。Mリーグのオフシーズン企画にも共に参加し、兄弟として紹介される場面もあった。

まとめ

桑田憲汰は、麻雀界の新たなスターと言えるだろう。圧倒的な強さ、攻撃的な雀風、そして意外な一面を持つ彼は、今後の麻雀界をさらに盛り上げていく存在となることは間違いない。彼の今後の活躍に目が離せない。

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