桜、みんなで食べた

HKT48 のシングル『桜、みんなで食べた』

『桜、みんなで食べた』は、日本の女性アイドルグループHKT48による楽曲で、2014年3月12日にリリースされました。この曲は、作詞を秋元康が、作曲をRyosuke "Dr.R" Sakaiが担当しています。このシングルは、HKT48としての3作目であり、同グループにとっての春を感じさせる楽曲です。

背景とリリース

本楽曲は、AKB48グループとしては7作品目の「桜ソング」として位置づけられています。2014年の初めに行われた九州ツアーの一環として、指原莉乃がこのシングルの発売を発表し、2月に開催された別の公演で選抜メンバー及び楽曲名がサプライズとして発表されました。この曲を歌うことになったセンターは、前作に引き続き田島芽瑠と朝長美桜が担当しています。

新たに選抜メンバーに名を連ねたのは、3期生の田中美久と矢吹奈子で、前作で外れていた中西智代梨も復帰を果たしました。一方、岡田栞奈、岡本尚子、谷真理佳の3名は選抜から外されています。2月14日には、テレビ番組『ミュージックステーション』にメンバー全員で出演し、楽曲を初めて披露しました。

楽曲とカップリング

このシングルには5つのカップリング曲が付属しており、全タイプで共通の「君はどうして?」が収録されています。また、各タイプにはそれぞれ異なるチームの楽曲が含まれ、劇場盤には「君のことが好きだから」の替え歌が収録されています。

音楽性とテーマ

田島によると、今回の楽曲は「お別れ」というテーマを持ち、HKT48の春の「クラス替え」の情景を思わせます。朝長も振付について語り、観客も一緒に楽しめるような動きを取り入れたことを強調しました。

アートワークとビデオ

CDジャケットのデザインは、著名なカメラマン正田真弘が担当しました。また、ミュージックビデオでは、メンバーがエスパー学校の生徒としてそれぞれの特技を披露します。特に初選抜の矢吹と田中が演じるキャラクターは、いたずらっ子として仲間たちに超能力をかける設定です。動画には CGが初めて使用され、ストーリー性が強調されています。ダンス振付では、参加者全員で肩を組む仕草や、タイトルに基づいた桜の花びらを食べる動作が取り入れられています。

チャート成績

リリース後、シングルは2014年3月24日付けのオリコン週間シングルチャートで初登場1位を記録しました。HKT48の連続1位獲得数はこれで3作となり、女性アーティストの中ではNMB48の記録と並ぶものでした。また、初動売上は約27万7000枚に達し、前作を上回る自己最高記録を更新しました。

メディアとのタイアップ

この楽曲には、様々なメディアでのタイアップが付いており、特に東京モノレールのCM曲などでも使用されています。エンディングテーマとしてもテレビ番組『HKT48のおでかけ!』で採用され、多方面での露出を得ています。

作り込まれたこのシングルは、HKT48の成長を感じさせる重要な作品であり、今でも多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索