桜井宏 (政治家)

桜井 宏のプロフィール

桜井 宏（さくらい ひろし）は、1956年4月15日生まれの日本の政治家であり、元衆議院議員です。彼は北海道出身であり、札幌旭丘高等学校を卒業後、北見工業大学で工学を学びました。その後、北海道大学大学院での研究を経て、1981年に大成建設に入社しました。

教育とキャリアの歩み

大成建設勤務の後、1986年には国立北見工業大学に教官として着任し、コンクリート構造物に関する研究と教育に尽力しました。彼の専門分野は設計施工や維持管理であり、技術者としても多くの実績があります。

政治家としての活動

2012年、桜井は第46回衆議院議員総選挙において自由民主党の公認を受け、三重3区から立候補しました。元民主党代表の岡田克也に大きく敗れましたが、自民党が総選挙で勝利したため比例東海ブロックで復活当選を果たしました。これは彼にとって初の国政進出となりました。

しかし、2014年の第47回衆議院議員総選挙では、自民党からの要請を受けて地元選出候補に差し替えられ、自身は比例区から立候補することとなりました。結果的に比例東海ブロックでの立候補は36位に留まり、落選の憂き目に遭いました。これを受けて、桜井は2015年の第24回参議院議員通常選挙に向けて候補者公募に参加しましたが、再び敗北を喫しました。

政策に対する考え

桜井宏の政治的立場は明確で、憲法改正や集団的自衛権に関する政府の解釈を見直すことに賛同しています。また、原子力発電所の維持が必要であるとの立場を取り、特に安全性の確保について強調しています。2012年には自身が発明した特許「太陽光発電パネル装置」もあり、再生可能エネルギーの導入にも積極的です。

他方で、女性宮家の創設や選択的夫婦別姓制度の導入には反対の意向を示しており、特定秘密保護法の必要性にも賛同しています。彼は航空機産業推進議連の幹事としても活動しており、国産MRJなどの振興にも力を入れています。

研究者としての功績

桜井の学者としてのキャリアも多岐にわたります。2014年には萬古焼のセラミック特性を利用した研究を行い、高吸水性材料の特許を取得しました。さらに、2015年には放射能汚染水処理に関する特許も取得しており、これらの研究で地元企業との協力を進めています。

人物

座右の銘は「大志を抱きて、紳士たれ！」であり、自身の信念を大切にしています。原発推進の立場を取る「電力族」とも称されており、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所3号機の設計にも関与した経験があります。

所属団体

桜井は国際観光産業振興議員連盟や神道政治連盟国会議員懇談会、家族の絆特命委員会など様々な団体に所属し、幅広い分野で活動しています。これからも、彼の政治活動や研究を通じて地域社会に貢献していくことが期待されています。

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