桜花由美

桜花由美（おうか ゆみ）

桜花由美は、1979年4月4日生まれの日本の女子プロレスラーで、本名は阿部由美子。茨城県古河市出身で、柔道や陸上、バレーボールなどのスポーツに親しんできました。彼女は通常、ストッキングを着用してプロレスの試合に臨むという珍しいスタイルを持ち、プロレスリングWAVEに所属しつつ、株式会社ZABUNの代表取締役社長も務めています。

経歴とプロレスキャリア

桜花のキャリアのスタートは2000年にさかのぼり、声優としての道を一時期志望していましたが、その後、吉本興業主催のプロレス組織である吉本女子プロレスJd'に参加。2001年にプロレスデビューを果たしました。デビューの際、彼女はクリィミーマミをイメージしたコスチュームで、歌い踊りながらの入場が話題となりました。しかし当初は弱小レスラーとして奮闘し、これからの成長への期待が寄せられました。

桜花は、2004年にはザ・ブラディーとパートナーシップを結び、TWF世界タッグ王座に挑戦。しかし、団体の状況が変化し、彼女自身も怪我に悩まされる場面が多くありました。2005年には膝の重傷を負い、長期欠場を余儀なくされましたが、再起を図る中で彼女のプロレスへの情熱は揺るぎませんでした。

2007年には、プロレスリングWAVEに参加し、数々の名勝負やタイトル戦を繰り広げ、2011年には初代「波女」となるなど、数々の成果を残しました。同年にはヒール軍団「ブラック・ダリア」にも加わり、以降も精力的に活動を続けています。さらに、2013年にはRegina di WAVE王座トーナメントを制し、初代王者の座に就きました。

現在の活動

桜花は、2019年にプロレスリングWAVEの社長に就任。その後も試合を続け、2021年にはデビュー20周年記念試合を行うなると、注目が集まりました。また、2022年にはケガから復帰を果たし、私生活では結婚を報告するなど、プライベートとキャリアを両立させる姿が印象的です。

桜花の技には、ビッグブーツやサンマ・ドロップ、サクラ落としなどがあります。これらの技は観客を魅了する彼女のスタイルを象徴しており、特にエルボー・ドロップにおいては様々なバリエーションが存在します。プロレス界での活動だけでなく、女優としても「TRAPPER」での舞台出演など多岐にわたる活動を続けています。

まとめ

桜花由美は、女子プロレス界の一角を担い続ける存在であり、様々な世代の選手たちに影響を与えています。彼女の挑戦する姿勢や、リングで見せる華麗なパフォーマンスは、プロレスファンだけでなく幅広い層に支持されており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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