梁瀬行雄

梁瀬行雄（やなせ ゆきお）

梁瀬行雄は、1944年6月15日に生まれた日本の銀行家である。彼は埼玉銀行からのキャリアをスタートさせ、後にあさひ銀行の最後の頭取に就任するなど、金融業界での豊富な経験を持つばかりか、オリックスグループでも重要な役割を果たした。

学歴と初期キャリア

梁瀬は1968年に早稲田大学第一法学部を卒業し、同年4月に埼玉銀行に入行した。ここで彼は銀行業の基礎を学び、金融業界でのキャリアを築く足場を固めた。その後、埼玉銀行はあさひ銀行と統合され、梁瀬はあさひ銀行に移籍した。

あさひ銀行での業績

彼は1996年には取締役に就任し、その後常務取締役、専務取締役を経て、2001年10月には銀行の頭取に上り詰めた。彼はこのポジションにおいて、あさひ銀行の経営を引っ張り、多くの重要な決断を下してきた。

特に目を引くのは、2002年に大和銀ホールディングスとの経営統合を進めたことである。これにより、彼はりそなホールディングスの副社長も兼任することとなった。りそな銀行が設立された後、彼はHDの副社長として業務を続けたが、2003年には国有化の影響により社長就任の機会を断念することとなった。

オリックスでの活躍

その後、オリックスグループのCEOである宮内義彦によってオリックスに迎え入れられ、彼は同社で社長としての任務を果たした。2008年から2009年にかけては取締役兼代表執行役社長を務め、オリックスの金融とサービスの拡充に寄与した。2011年には取締役兼執行役副会長、そして2016年には顧問として会社の発展に貢献した。

経歴のまとめ

梁瀬行雄の略歴は、以下の通りである：

• - 1968年3月： 早稲田大学第一法学部卒業
• - 1968年4月： 埼玉銀行入行
• - 1996年6月： あさひ銀行取締役就任
• - 1998年6月： 同常務取締役
• - 2000年6月： 同専務取締役
• - 2001年10月： 同頭取
• - 2002年3月： 大和銀ホールディングス代表取締役副社長
• - 2002年10月： りそなホールディングス代表取締役副社長
• - 2003年5月： りそなHD副社長辞任
• - 2004年2月： オリックス専務執行役
• - 2005年2月： オリックス執行役副社長
• - 2008年1月： オリックス取締役兼代表執行役社長
• - 2009年6月： TDK社外取締役
• - 2011年1月： オリックス取締役兼執行役副会長
• - 2011年6月： 同相談役
• - 2014年5月： OGIホールディングス代表取締役社長
• - 2015年10月： 同取締役会長
• - 2016年4月： 同顧問

梁瀬行雄は、その実績と影響力から、金融業界における重要な人物の一人として位置づけられている。

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