梅中悠介

梅中 悠介（うめなか ゆうすけ）

フリーアナウンサー、そしてプロ雀士として多方面で活躍する梅中悠介氏。1978年8月14日生まれ、東京都府中市の出身です。千葉大学法経学部を卒業しており、現在はフリーアナウンサー事務所ジョイスタッフに所属しています。競馬や麻雀といった競技の実況をはじめ、スポーツ中継、さらにはニュースキャスターも務めるなど、その活動範囲は非常に広範にわたります。

経歴

梅中氏がアナウンサーを志すきっかけとなったのは、小学6年生の時でした。テレビで観戦したオグリキャップの引退レースに深く感動したことが、競馬実況アナウンサーという夢への原点となります。大学に入学後、ラジオたんぱ（現在のラジオNIKKEI）が主催する『レースアナウンサー養成講座』を受講。この講座の講師から、「ひとつのことについて喋りながら、別のものが見えている」という特性を指摘されたことが、目まぐるしく状況が変化する競馬のような分野でも実況者としてやっていけるという自信につながり、本格的に夢を追いかけることを決意します。

2004年、念願のアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせます。地方局での勤務を経て、フリーに転身。2017年からは、人気番組である麻雀最強戦の実況も手掛けるようになりました。競馬以上に状況が激しく変化する麻雀の実況には当初苦戦したものの、持ち前の状況把握能力を生かし、実況方法の改善に精力的に取り組み、自身のスタイルを確立していきます。そして、2021年には日本プロ麻雀連盟の第37期後期プロテストに正規合格。アナウンサーとしての活動と並行して、プロ雀士「梅中悠介」としても新たなキャリアを歩み始めました。

実況・キャスターとして

梅中氏の強みは、複雑かつスピーディーに展開する状況を的確に捉え、視聴者や聴取者に分かりやすく伝える能力にあります。特に競馬や麻雀といった競技では、瞬時の判断と臨機応変な言葉選びが求められますが、大学時代に指摘された特性がまさにこの分野で活かされています。長年の経験で培われた安定した実況・進行は、多くのファンから信頼を得ています。ニュースキャスターとしては、正確かつ落ち着いたトーンで情報を伝え、報道分野でもその手腕を発揮しています。

主な活動履歴

多岐にわたる梅中氏の担当番組は以下の通りです。

現在の担当番組

ジェイコム東葛葛飾『デイリーニュース』月曜日キャスター（2013年4月 - ）
千葉テレビ放送『マリーンズナイター』実況・リポーター（2013年4月 - ）
フジテレビNEXT バスケットボールNBA中継 実況（2015年3月 - ）
TOKYO FM 『TOKYO FM NEWS』 不定期（月〜水曜日、17:50〜 他）（2023年6月 - ）
TOKYO FM 『ドライバーズ・インフォ』 金曜日（17:55〜、19:55〜）（2023年6月 - ）
JFN 『JFNニュース』 不定期（月〜水曜日、木曜日、金曜日）（2023年6月 - ）
Bリーグ中継（リーグ制作公式映像）実況
BEAST Japanext ドラフト会議指名オーディション 実況

過去の主な担当番組

大分朝日放送（OAB）勤務（2004年4月～2006年3月）
新潟総合テレビ（NST）勤務（2006年4月～2010年3月）
『NSTスーパー競馬』、『アルビスタジアムNST』、『NSTみんなのKEIBA』 など
テレビ埼玉（TVS）勤務（2010年4月～2013年3月）
『ニュース930』、『ウィークエンド930』（ナレーション）、『テレ玉イブニングNEWS』 他
とちぎテレビ勤務（2013年4月～2016年4月1日）
『イブニング6』水曜日～金曜日キャスター
とちぎテレビ・千葉テレビ放送 高校野球選手権大会 実況（2013年・2014年7月）
グリーンチャンネル『中央競馬全レース中継』・『中央競馬パドック中継』キャスター（2014年1月～2017年12月）
その他、大分、埼玉で高校野球選手権県予選実況
TOKYO FM 『TOKYO FM NEWS』（2015年10月 - 2023年5月）
JFN 『JFNニュース』（2015年10月 - 2023年5月）

その他の活動

映画『シン・ゴジラ』（2016年） - 官邸前アナウンサー 役
AmazonPrimeビデオ『77部署合体ロボダイキギョー ドラマ・伝え方が9割』（2017年） - アナウンサー 役
* 日本テレビ『パンドラの果実科学 犯罪捜査ファイル Season1』第6話（2022年） - 司会者 役

アナウンサーとプロ雀士、二足のわらじを履きながら、それぞれの分野で専門性を追求し続ける梅中悠介氏の今後のさらなる活躍が期待されています。

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