森安正幸

森安正幸六段は、1947年5月20日、岡山県笠岡市に生まれました。日本将棋連盟所属の棋士であり、棋士番号は108番です。師匠は藤内金吾九段です。

森安六段は、弟である森安秀光九段とともに奨励会に入会しました。弟に3年半遅れて、1971年10月に四段に昇段。その後、順調に段位を上げていき、1978年11月に五段、1992年2月に六段に昇段しました。

数々の棋戦に参加し、活躍しましたが、残念ながら優勝の経験はありません。しかしながら、第16回古豪新鋭戦では決勝まで勝ち進み、その実力を示しました。決勝の相手は、なんと弟の秀光九段。惜しくも敗れはしましたが、兄弟対決という記憶に残る一戦となりました。

棋士としての活動と並行して、森安六段は後進の育成にも力を注ぎました。1972年4月、兵庫県川西市に「森安将棋道場」を開設。道場師範として、多くの弟子を指導し、将棋界の発展に貢献しました。長年に渡り道場を運営し、多くの棋士を育成した実績は高く評価されています。

2004年3月、森安六段は現役を引退しました。長年にわたる棋士生活に幕を閉じましたが、その功績は高く評価され、引退後も七段の称号が贈られました。2005年には、川西市から川西市民文化賞を受賞し、地域社会への貢献も認められました。

森安正幸六段の通算成績は288勝497敗です。弟・秀光九段とのエピソードや、長年運営した将棋道場での指導、そして引退後の受賞歴など、数々のエピソードが、その棋士人生を彩っています。彼の将棋界への貢献は、今もなお多くの人々に記憶されています。

森安正幸六段は、弟とともに奨励会から始まり、長きに渡り将棋界で活躍した棋士です。優勝こそありませんでしたが、決勝進出や後進育成、そして地域社会への貢献など、多方面で功績を残しました。彼の棋士人生は、努力と情熱に満ちた、素晴らしいものであったと言えるでしょう。 2004年の引退後も、七段の称号を得ており、将棋界への貢献が認められています。

現在も、森安将棋道場は継続されており、公式Twitterアカウントも存在します。 森安正幸六段の功績は、将棋界の歴史に刻まれています。

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