森岡陸

森岡 陸（もりおか りく）

森岡陸は1998年11月20日生まれ、静岡県磐田市出身のプロサッカー選手です。現在、Jリーグのジュビロ磐田に所属しており、ディフェンダーとしてプレーしています。愛称は「プードル」です。彼のプレースタイルは注目されており、特にその柔軟性と身体能力の高さが話題となっています。

来歴

森岡は岡山県高梁市で生まれましたが、幼少期に両親の転勤により磐田市に移住しました。住居はヤマハスタジアムに近く、試合中のアナウンスや応援を身近に感じながら成長しました。中学時代には磐田U-15に進むことができず、ジュビロSS磐田に在籍しましたが、ユース昇格の可能性が低いとされていました。しかし、中学3年時に行われた高円宮杯では磐田U-15を倒し、その活躍が評価されて唯一のユース昇格を果たしました。

U-18チームに昇格後、森岡は2014年のAFC U-16選手権の日本代表、2015年と2016年にはそれぞれU-17及びU-18代表として選出されます。2016年には2種登録選手としてトップチームに名を連ねましたが、その際には昇格が実現しませんでした。それでも法政大学に進学し、1年生からレギュラーという地位を確立します。2017年の総理大臣杯決勝では明治大学に勝利し、35年ぶりの優勝を経験しました。

2019年の天皇杯では、全試合フル出場し、ディフェンスだけでなく攻撃面でも貢献。2020年には古巣ジュビロ磐田への加入が決定し、特別指定選手として登録されました。

ジュビロ磐田でのキャリア

2021年からプロ生活をスタートした森岡は、J2リーグでデビューを果たしました。同年4月の松本山雅FC戦が初出場となり、続く7月のアルビレックス新潟戦でプロ初ゴールを記録しました。2023年シーズンからは、先輩選手が使用していた背番号「3」を引き継ぎました。

プレースタイル

森岡は、優れた関節の可動域を持っており、柔軟性から相手のボールを奪うインターセプトや1対1の局面での強さが際立っています。181cmの身長を生かし、空中戦でも優位に立てることで、ディフェンスラインを統率します。また、他の選手が難しいとされるタイミングでのプレーが特徴で、仲間からも信頼を寄せられています。

評価と人間関係

日本代表選手の上田綺世は、森岡の繊細なプレースタイルを評価し、特にその柔らかさに感心しています。さらに、彼には兄と姉がいるほか、袴田裕太郎や鈴木海音といった仲間もいます。2022年11月には「静岡いわたPR大使」にも就任し、地域活性に貢献しています。

所属クラブと選抜歴

森岡のサッカーキャリアは、テンマSCから始まり、ジュビロSS磐田、ジュビロ磐田U-18、法政大学を経て、ジュビロ磐田に戻る形で続いています。また、U-16からU-18日本代表に選出され、多くの国際大会に参加し、経験を積んできました。

タイトル

法政大学では総理大臣杯と全日本大学サッカー選手権で優勝し、ジュビロ磐田でもJ2リーグのタイトルを獲得しています。彼のこれまでの功績は、さらなるキャリアの礎となるでしょう。

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