森徹 (スキー選手)

森 徹（もり とおる）

1973年6月29日 - 1998年7月4日。日本のプロスキー選手。

人物

長野県野沢温泉村出身。2人の兄を持つ末っ子として育つ。次兄はノルディック複合選手で、長野・ソルトレーク五輪に出場した森敏。

飯山北高等学校卒業後、アルペン[[スキー]]からモーグルに転向。1996年12月には、フリースタイルスキー・ノースアメリカンカップのモーグルで優勝を果たし、翌年からワールドカップに参戦。

1997年のフリースタイルスキー世界選手権（長野・飯綱高原）にも出場している。

1998年長野五輪のモーグル代表候補であったが、1997年9月にスキルス胃癌と診断される。手術を受けたものの、癌は既に全身に転移しており、手遅れの状態であった。1998年春頃には癌治療を断念し、ホスピスへ転院。

闘病中の1998年3月、福島県猪苗代町で開催された全日本フリースタイルスキー選手権大会（全日本モーグル選手権）に出場し、見事完走を果たした。

スキルス胃癌の告知から僅か10ヶ月後の1998年7月、25歳という若さで死去。亡くなる前日、兄・敏に対し「いろいろ悪かったな、ありがとう」と感謝の言葉を残したという。

関連書籍

清水浩一『トオル、君を忘れない－森徹のオリンピック』（ボロンテ）
森尾理奈『いのちの輝き』

外部リンク

森 徹 追悼ページ
スキー連盟のプロフィールURL'>MORI Toru - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）

脚注

注釈

* 身長174cm、体重67kg、血液型はA型。

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