森本毅郎さわやかワイド

森本毅郎さわやかワイド

『森本毅郎さわやかワイド』は、1984年5月7日から11月2日までTBS系列で放送されたワイドショーです。この番組は、元NHKアナウンサーの森本毅郎が司会を務めた初の冠番組として、特に注目を集めました。

番組の背景

法制度が未成熟だった1984年、放送界における朝の情報番組の需要が高まる中、TBSは13年間放送していた『モーニングジャンボ奥さま8時半です』の後を受けてこの新しい番組を立ち上げました。同番組の司会者である鈴木治彦は健康上の理由で降板を申し出たため、その後を引き継ぐ形で森本が起用されました。彼にとっても、20年に及ぶアナウンサー生活の中での初めての冠番組という重要な役割でした。

番組開始前の4月には、今までNHKに所属していた森本がTBSと専属契約を結び、期待が高まる中でのスタートとなりました。また、森本のパートナーにはフリーアナウンサーの小池達子が選ばれました。小池は、以前はテレビ愛媛でアナウンサーとして活躍しており、寿退社後に東京でのフリー転向を果たしていました。

番組のコンセプトと初回放送

初回の放送では、森本が「今日から朝、この時間に月曜から金曜までまたお目にかかる事になりました」と挨拶し、再び朝の番組の担当をすることを強調しました。そして、初回のトップニュースは三浦友和と山口百恵が三浦祐太朗の出産後に記者会見を開いたという話題で、多くの視聴者の関心を集めました。

放送開始から数ヶ月後の1984年の11月、番組は『森本ワイド モーニングEye』に改題され、さらに新たな編成が行われました。このタイミングで、小池達子は降板し、代わりに当時TBSのアナウンサーであった菅原牧子がパートナーとして加わることになりました。菅原はその後、人気番組『クイズダービー』の出題も担当することになり、益々注目される存在となりました。

出演者の構成

この番組では、主に次のようなメンバーが活躍していました。森本毅郎をはじめ、小池達子、リポーターとして村上允俊や小川みどりが参加しており、各々が様々な役割を担い、番組の内容を充実させていました。彼らの協力により、視聴者にとって魅力的な情報が提供され、愛される番組となったのです。

まとめ

『森本毅郎さわやかワイド』は、TBSにおけるワイドショーの新しいかたちを模索し、視聴者の期待に応える番組でした。森本毅郎の初めての冠番組ということもあり、多くの注目を浴びた瞬間でもありました。その後も続くテレビの情報番組の流れを先取りする画期的な試みでもあったといえるでしょう。

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