森本潤

森本 潤

人物概要

森本 潤（もりもと じゅん）は、1996年の6月4日にこの世に生を受けた、日本のプロラグビーユニオン選手である。西日本、大阪府を自身のルーツとしており、現在は日本の最高峰ラグビーリーグである「ジャパンラグビー リーグワン」に所属する三菱重工相模原ダイナボアーズでプレーを続けている。グラウンド上では、175センチメートルの身長に、112キログラムという、まさにプロップにふさわしい堂々たる体躯を誇る。

経歴

ラグビー選手としてのキャリアは、高校時代に本格的に形成された。大阪府内のラグビー強豪校として知られる常翔啓光学園高校に進学し、厳しい練習環境の中で自身のスキルを磨いた。高校卒業後の2015年には、ラグビー部が活動している日本大学へ籍を移し、大学ラグビーの世界でさらに経験を積んだ。日本大学ラグビー部の一員としてプレーした4年間は、選手の育成という観点から非常に重要な期間であり、プロの舞台へ進むための土台をしっかりと築き上げた。

大学での学びとラグビー生活を終えた2019年、森本選手は新たなキャリアの扉を開いた。当時、日本のトップレベルのラグビーリーグであった「ジャパンラグビートップリーグ」に名を連ねていた三菱重工相模原ダイナボアーズへの入団を決断し、プロラグビー選手としての道を歩み始めた。この移籍は、アマチュアからプロフェッショナルの世界への大きな一歩となった。

プロ活動

三菱重工相模原ダイナボアーズに加入後、ルーキーシーズンを経て、森本選手はプロの舞台での公式戦デビューを飾った。その記念すべき瞬間は、入団から一年を経た2020年の1月12日に訪れた。この日行われたジャパンラグビートップリーグ2020シーズンの開幕節、NTTドコモレッドハリケーンズとの試合において、途中出場という形で自身のキャリア初の公式戦出場を果たしたのである。この一戦は、長年にわたる努力と研鑽が実を結んだ瞬間であり、彼にとって忘れられない出来事となったであろう。

森本選手が担うプロップというポジションは、ラグビーにおいて非常に専門的かつ重要な役割を担う。最前線の両サイドに位置し、スクラムの要として相手プロップやフッカーと直接組み合い、チームのスクラムを安定させ前進させるための強靭なフィジカルと高度な技術が求められる。また、近年のラグビーでは、スクラムだけでなくオープンプレーにおける貢献度も重視されており、ボールキャリー、タックル、ラック・モールへの参加など、フィールドのあらゆる局面でその存在感を示す必要がある。森本選手も、プロップとしてチームの勝利に貢献するため、日々鍛錬を続けている。

日本のトップリーグであったジャパンラグビートップリーグは、2022年シーズンから「ジャパンラグビー リーグワン」へと再編され、新たな歴史を刻んでいる。三菱重工相模原ダイナボアーズは、このリーグワンにおいて主要ディビジョンの一つであるDivision 1で活動しており、森本選手も引き続きチームの一員として、国内最高峰の舞台でプレーしている。厳しいリーグ戦の中で、経験豊富な選手たちや海外からの強豪選手と対峙することは、彼自身の選手としての成長をさらに促す機会となっている。

今後も、森本選手が三菱重工相模原ダイナボアーズのプロップとして、ジャパンラグビー リーグワンの舞台でどのような活躍を見せてくれるか、多くのラグビーファンからの期待が寄せられている。

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