森本理子

森本理子について

森本理子（もりもと りこ、2003年4月24日生まれ）は、日本将棋連盟に所属する女流棋士であり、女流棋士番号は85番です。彼女は愛知県春日井市に生まれ、将棋界の著名な指導者である澤田真吾七段の弟子として成長を遂げています。しかし、彼女の卓越した棋士としての道は将棋だけに留まらず、医学の道にも興味を持っています。滝中学校・高等学校を卒業後、現在は名古屋市立大学医学部に在籍しています。

棋歴

森本氏の将棋への道の始まりは、彼女が小学校2年生の時、将棋をこよなく愛する父の影響によるものでした。彼女は愛知県瀬戸市にある「ふみもと子供将棋教室」で将棋を学び始めました。この教室は、著名な棋士・藤井聡太も幼少期に通った場所であり、特別な出会いをもたらしました。2017年1月には、東海研修会に入会し、着実に将棋の腕を磨きました。

2023年7月には東海研修会でB2クラスに昇級し、女流2級の資格を得ることで、彼女の棋士としての地位が一段と固まりました。2023年9月1日には、日本将棋連盟で正式に女流2級棋士として登録され、プロの仲間入りを果たしました。

棋風

彼女の将棋スタイルには独自の魅力があり、特に得意とする戦法は角換わりです。これは、彼女が戦術面での柔軟性と深い読みを持つことを示し、今後の対局にも期待が寄せられています。

人物像

森本理子は非常に多才です。将棋を学び始めた時期、一度だけ藤井聡太と対局した経験があり、その際には「8枚落ちだったが、完敗した」と語っています。また、彼女が小学4年の時、首の検査で入院した経験があり、そこでの医師に感銘を受けた結果、医師を志すようになりました。それ以来、彼女は本格的に医学の道を目指す決意を持つようになり、高校2年の夏からは将棋を一時休会し、受験勉強に専念しました。

大学入学後再び将棋に取り組んだものの、長いブランクと降級点に苦しみながら、約5年の間はC1クラスに在籍しました。それでも、彼女の情熱は揺らぐことなく、日々努力を続けています。

彼女の師匠である澤田真吾氏は、2020年度から東海研修会の幹事を務めており、森本が弟子入りを希望した際、将棋と医学の両方を全うする意志を感じ、彼女を弟子とすることを決めました。森本は「ユーモアがあって人柄も良く、最前線で戦っている師匠」として澤田氏を高く評価しています。

趣味として、筋トレ、パン作り、ピアノ演奏があり、充実した日常を送っています。将棋と医学の両立を目指しながら、次なる棋士としての成長を楽しみにする彼女の今後が大いに期待されます。

昇段・昇級履歴

• - 2023年09月01日 - 女流2級（プロ入り）

主な成績

• - アマチュア予選西日本大会において、女流王座戦や数々の大会での進出歴がある。
• - 小学生から高校生まで、全国大会での好成績を残しており、将棋界にその名を轟かせています。

彼女の成長とチャレンジを通じて、多くの若い棋士や将棋ファンにインスピレーションを与える存在になることでしょう。

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