森脇唯人

森脇唯人のプロフィールと経歴

森脇唯人（もりわき ゆいと）は、1996年8月8日生まれの日本のプロボクサーで、スーパーミドル級に所属しています。東京都足立区出身で、法政大学を卒業した後、ワールドスポーツボクシングジムに所属しています。アマチュア時代からの素晴らしいキャリアを持ち、特に東京五輪への出場や全日本選手権での5度の優勝を成し遂げています。

学生時代からの道のり

唯人は、足立区立江北小学校と江北中学校（現：江北桜中学校）で教育を受けました。小学5年生から中学3年生まで極真空手を経験しましたが、長身ゆえに顔面打撃の反則を繰り返してしまっていました。しかし、その特性がボクシングに転向した際に大きな武器となり、高校時代にはミドル級のインターハイで3位入賞という成績を残しました。

アマチュアボクサーとしての活躍

法政大学法学部に進学後、森脇は2017年から全日本ボクシング選手権で3連覇を達成します。大学生活も充実しており、2018年にはロシア国際トーナメントで銅メダル、ジャカルタでのアジア大会にも出場しました。この大会ではテストイベントで金メダルを獲得したものの、本大会では惜しくも1回戦敗退。しかし、彼のアマチュアとしての成績は輝かしいものでした。

2019年には自衛隊に入隊し、体育特殊技能者としての活動を始めました。2020年には東京オリンピックの男子ミドル級の代表に選ばれ、期待が集まります。2021年に開催されたオリンピックでは、2回戦でウクライナの選手に判定負け。帰国後に全日本選手権で4連覇を達成するという実績が光ります。

転換期とプロデビュー

2022年、ミドル級がパリオリンピックで廃止されるとの情報を受け、森脇はライトヘビー級に転向しました。全日本選手権では初めてのライトヘビー級での試合で優勝を果たし、5連覇の偉業を成し遂げます。しかし、2023年の全日本選手権では決勝で若谷豪に敗れ、連覇の夢が断たれます。この大会は2024年パリオリンピックの世界予選も兼ねていたため、五輪出場の道も閉ざされてしまいます。彼のアマチュアキャリアは118戦92勝26敗で幕を閉じました。

2024年8月31日、アメリカでプロボクサーへの転向を宣言しますが、契約が上手くいかず、ワールドスポーツボクシングジムに戻る決断をします。2025年5月20日にはA級プロテストに合格し、プロ修行の道を進みます。

人物像とプライベート

森脇は地元足立区を非常に大切に思っており、自衛隊の寮ではなく実家から通勤していたというエピソードがあります。このエピソードからも、彼の地元への強い愛着が垣間見えます。

現在の戦績

プロボクシングでは、1戦1勝（0KO）と無敗の記録を持っています。今後の成長と戦績の向上が期待されています。

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