植田真衣

植田真衣

植田真衣（うえだ まい、1997年10月28日 - ）は、福岡県久留米市出身の日本のシンガーソングライター。

人物・音楽性

幼少の頃から音楽に囲まれた環境で育ち、姉である植田真梨恵の影響も受け、音楽の道を志す。特徴的なのは、抽象的でありながらも五感に訴えかける歌詞と、それを力強く表現する歌声、そしてギター演奏。ソロでの弾き語りを基本としつつ、ライブではサポートメンバーを加えてバンド形式でのパフォーマンスも展開する。

ライブ活動は精力的で、東京の渋谷、恵比寿、下北沢などのライブハウスを中心に、ワンマンライブや企画ライブを主催。そのライブパフォーマンスは、観客を惹きつける力強さを持つ。

歌詞は、色や光、匂いといった感覚的な要素を巧みに織り交ぜ、まるで短編映画を観ているかのような映像的な表現が特徴。聴く人の想像力を掻き立てる。

影響を受けたアーティストとして、YUI、山崎まさよし、原田真二などを挙げている。姉の真梨恵とは対照的に、感情をストレートにぶつけるような女性的な曲調ではなく、落ち着いた雰囲気で男性的な曲調が多いと評される。

曲作りにおいては、自身の体験よりも映画などからインスピレーションを得てストーリーを構築するという。

人柄・エピソード

チャームポイントは「前歯」。好きな食べ物は豚骨ラーメンと明太子、嫌いな食べ物は豚足という、福岡らしい一面も持つ。

ライブハウス渋谷gee-geのブッキングマネージャーであるハグてっぺいからは、その愛くるしいキャラクターからペコちゃんやブースカと評されている。

実家で飼っていた猫のキキが好きだが、飼い始めた当初は動物が苦手で、キキが近づくと泣いていたというエピソードも。

佐賀出身のシンガーソングライター森ゆめなとは親友であり、ライブでの共演も多い。YouTubeチャンネルでの共演からも、その親密な関係が伺える。

実家は久留米市で坦々麺専門店「たんたんたまご」を営んでいるとされていたが、本人の発言によりラーメン屋ではないことが判明。

来歴

音楽好きの家族の影響を受け、幼い頃から音楽が身近な存在だった。姉が単身大阪へ渡る際、父からギターを買い与えられたことがきっかけで、自身も音楽を始める。小学校5年生の頃にはYUIを聴き、自身で曲作りも始める。

中学校3年生の時、ヤマハ主催のオーディション「The 6th Music Revolution」でKYUSHU FINAL 優秀賞を受賞。同大会JAPAN FINALへ初出場を果たす。その後も「The 8th Music Revolution」でJAPAN FINALに出場し、優秀賞を受賞。

高校卒業までは地元で音楽活動を続け、2016年6月に上京。都内のライブハウスを中心に活動を開始。

インディーズシングルCD「日々」シリーズを4作リリース。2018年には1stワンマンLiveを成功させ、1stCDアルバム「アラカルト」をリリース。

2019年に活動を休止するも、拠点を大阪に移し活動を再開。コロナ禍においても配信ライブなどを活用し、精力的に活動を続ける。

2020年には、姉である植田真梨恵のアルバムにギターとコーラスで参加し、姉妹での初共演を果たす。また、姉のライブツアーにもゲスト出演し、ステージでの姉妹共演も実現。

2021年には扁桃炎の治療のため一時活動を休止するも、後に復帰。音声配信アプリでのラジオ番組も開始。

2024年1月には、姉のファンクラブイベントで姉妹ユニット「クリエイティブ植田」としてパフォーマンスを披露。

受賞歴

2012年 - The 6th Music Revolution KYUSHU FINAL 優秀賞
2015年 - The 8th Music Revolution JAPAN FINAL 優秀賞
2019年 - 第6回天窓アワード U22部門賞

外部リンク

公式サイト
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