椎名村

椎名村（しいなむら）

椎名村は、かつて千葉県千葉郡に存在した村です。現在の千葉市緑区の西部に位置しています。

歴史

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行により、茂呂村、中西村、落井村、富岡村、小金沢村、大金沢村、刈田村、椎名崎村、古市場村の9つの村が合併し、千葉郡椎名村が発足しました。村役場は当初、大字茂呂に置かれました。

1893年（明治26年）には、村役場は大字富岡318番地に移転しました。

1932年（昭和7年）には、村役場庁舎が新築されました。この建物は現在も椎名連絡所として利用されており、当時の面影を伝えています。建設工事は7月21日に着工し、10月9日に竣工しました。

1955年（昭和30年）2月11日、椎名村は千葉市に編入され、同日をもって廃止されました。村役場はその後、椎名市民センターとして利用されることになりました。

1992年（平成4年）4月1日、千葉市が政令指定都市に移行したことに伴い、旧椎名村の領域は緑区の一部となりました。

交通

鉄道

現在、旧村域内には京成電鉄千原線が通っていますが、椎名村が存在した時期にはまだ開通していませんでした。

道路

村内には、主要な道路として茂原街道が通っていました。

出典

千葉県

関連項目

千葉県の廃止市町村一覧

外部リンク

* 椎名市民センター - 旧村役場の建物が現存しています。案内図でイラスト化されています。

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