椎木保

椎木保のプロフィールと経歴

基本情報

椎木 保（しいき たもつ）は、1966年7月4日に東京都江戸川区で生まれた日本の政治家である。彼は日本維新の会に属しており、衆議院議員を2期務めた経験を持つ。

学歴と初期の経歴

椎木は茨城県立鹿島灘高等学校を卒業した後、東海大学の教養学部で学び、卒業。卒業後は山一證券に入社し、続いて教員としてのキャリアをスタート。茨城県内の公立および私立の学校で教鞭を執り、特に私立鹿島学園高等学校と茨城県立鹿島灘高等学校で硬式野球部の監督やコーチを務めた。自らの競技経験を生かし、生徒たちの成長を支えた。

教育界から政治界へ

1994年には鹿嶋市教育委員会や市役所で働き、地域の教育と行政に貢献。2012年11月、日本維新の会の衆議院選挙公認候補に選出。その後、同年12月に行われた第46回衆議院議員総選挙で千葉13区から立候補。小選挙区では当選しなかったが、比例南関東ブロックで復活し初当選を果たした。

政界での歩み

その後、党内での分裂を経て、橋下徹氏が率いる維新の党に参加することとなる。第47回衆議院議員総選挙では大阪2区に国替えし、再度立候補するも自由民主党の候補に敗北。2015年には吉村洋文氏の衆議院議員辞職に伴う繰り上げ当選を果たすも、党内の混乱に見舞われる。

その後、椎木はおおさか維新の会の結党大会に参加し、党を移籍。しかし、維新の党からは除籍され、議員辞職を勧告されるも、辞職することはなかった。

2017年の第48回衆議院議員総選挙では再度自由民主党の候補に敗れ、落選。その後、2019年に千葉5区支部長に就任し、再び活動の拠点を千葉県に戻す。2021年の第49回衆議院議員総選挙では3位となり、またもや比例復活を果たせず落選した。

政策に関するスタンス

椎木は具体的な政策についても注目される。憲法9条の改正には賛成の意向を示すが、集団的自衛権の行使には反対している。また、アベノミクスに否定的であり、国内の原発存続には否定的な立場を取る。

さらに、歴史的な談話である村山談話や河野談話については再考が必要と考えている。また、特定秘密保護法の必要性についても否定の意見を持つ。他方で、ヘイトスピーチの規制には反対しており、選択的夫婦別姓制度の導入に対しては決定的な意見を持っていない。

まとめ

椎木保は、教育者として培った経験を元に政治の世界に進出し、多様な選挙歴と独自の政策スタンスを持つ政治家である。彼の活動と思想は、今後の日本の政治においても注目が集まる存在となるだろう。

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