椎野美由貴

椎野美由貴

椎野美由貴（しいの みゆき、1977年5月28日 - ）は、日本の小説家であり、埼玉県出身です。埼玉大学を中退後、作家としての道を歩み始めました。

経歴

椎野氏は、かつて会社員として勤務していました。2002年、第6回角川学園小説大賞に「光の魔法使い」という作品で応募し、見事大賞を受賞しました。同年12月、この受賞作を改題した『バイトでウィザード　流れよ光、と魔女は言った』でデビューを果たしました。デビュー以降は、主にライトノベルのレーベルでファンタジー小説を執筆しています。

2021年現在も、出版社に勤務する会社員としての顔も持っています。

作風

椎野氏の作風は、主にコミカルなタッチが特徴です。しかし、その作品には明るさと暗さ、軽さと重さ、笑いと切なさといった、相反する要素が巧みに織り交ぜられています。一つの作品の中で多様な感情を表現する手腕は、読者を引き込む魅力の一つとなっています。

どちらかと言えば、ギャグキャラクターを多く生み出す傾向にありますが、その一方で、『バイトでウィザード』や『螺旋のプリンセス』といった作品では、心の奥底に孤独を抱えた主人公を設定するなど、キャラクターの深掘りも怠りません。

人物

絵画鑑賞と筋力トレーニングが趣味で、甘いもの、光るもの、笑うもの、もこもこのものが好きです。また、日の当たる場所、路地裏（に続く大通り）、空が見渡せる場所を好んで訪れます。尊敬する人物としてナポレオン・ボナパルトを挙げており、他にも武豊、倉木麻衣、堀井雄二などの名前を挙げています。

小学生の頃はファミコンが好きで、特に「オホーツクに消ゆ」がお気に入りの作品だったそうです。

作品リスト

バイトでウィザードシリーズ（イラスト：原田たけひと、2002年 - 、角川スニーカー文庫）
螺旋のプリンセスシリーズ（イラスト：瀬田ヒナコ、2007年 - 、角川スニーカー文庫）（イラスト：杏堂まい、2014年 - 、小学館ジュニア文庫）
キララの家（イラスト：よしづきくみち、「ザ・スニーカー」2004年10月号に掲載した読み切り短編小説。未単行本化）
バイトで螺旋のウィザードとプリンセス（2013年 web小説）
バイトでウィザード　完結章（2014年 web小説）
バイトでウィザード－光の魔法使い－（2015バージョン）（2015年 web小説）

外部リンク

* 椎野美由貴の深呼吸な日々 - 公式ブログ

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