検察官・公証人特別任用等審査会

検察官・公証人特別任用等審査会は、法務省に設置されている審議会の一つです。この審査会は、2004年（平成16年）に、それまで別々に存在していた「公証人審査会」と「検察官特別任用審査会」を統合する形で設置されました。

法的根拠

この審査会は、国家行政組織法第8条に基づき、法務省組織令第59条・第61条、および検察官・公証人特別任用等審査会令の規定に基づいて法務省に設置された審議会です。

主な業務

検察官・公証人特別任用等審査会は、以下の業務を担っています。

副検事の選考の実施：副検事の選考を行い、その適格性を判断します。
検察官特別考試の実施：検察官の特別任用に必要な試験を実施します。
公証人の選考の実施：公証人候補者の選考を行い、適任者を決定します。
公証人の免職および懲戒についての議決：公証人の免職や懲戒に関する事項について、審査を行い、議決を行います。

構成

審査会は、12人以内の委員で構成されています。委員は、検察官・公証人特別任用等審査会令第2条によって以下の通り規定され、法務大臣によって任命されます。

最高裁判所事務総長
日本弁護士連合会会長が推薦する弁護士 1名
学識経験のある者

分科会

審査会には、以下の2つの分科会が設置されています。

検察官特別任用分科会：検察官の特別任用に関する事項を専門的に審議します。
公証人分科会：公証人の選考や懲戒に関する事項を専門的に審議します。

関連事項

公証人：法律行為や事実の証明を行う専門家。
副検事：検察官を補佐する役割を担う。

外部リンク

法務省
検察官・公証人特別任用等審査会 - 総会
検察官・公証人特別任用等審査会 - 検察官特別任用分科会
検察官・公証人特別任用等審査会 - 公証人分科会
検察官・公証人特別任用等審査会令 - e-Gov法令検索

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