奥華子の「楔(くさび)」は、彼女の音楽キャリアにおける重要な楽曲の一つです。
2015年6月17日にiTunes Store限定で先行配信された後、同年
7月22日に15枚目の
シングルとして
ポニーキャニオンからリリースされました。
この楽曲は、
奥華子が
インディーズ時代に制作したもので、当時の
ピアノ弾き語りバージョンに
ストリングスアレンジが施されています。
インディーズ時代の原曲の良さを残しつつ、より壮大で情感豊かなサウンドに仕上がっています。
ミュージックビデオ(PV)は、
東京都にある歴史的な建造物、松本記念音楽迎賓館で撮影されました。この場所の持つクラシカルな雰囲気と楽曲のイメージが合致し、美しい映像作品として完成されています。また、
YouTubeでは歌詞付きのPVも限定公開されており、楽曲の世界観をより深く理解することができます。
この
シングルは、
奥華子が
2015年7月27日にメジャーデビュー10周年を迎えることを記念して、「10周年記念
シングル」としてリリースされました。彼女の10年間の音楽活動の集大成とも言える作品であり、ファンにとっては特別な一枚となっています。
カップリング曲には、
インディーズ時代の
シングル曲「花火」のアレンジバージョンと、
2013年のライブツアー『
奥華子 弾き語り 2013 〜Last Letter〜』
Zepp Tokyo公演における「楔」の弾き語りバージョンのライブ音源が収録されています。「花火」のアレンジバージョンは、原曲とは異なる新たな魅力が引き出されており、ライブ音源は、
奥華子の生の歌声と
ピアノ演奏を堪能できる貴重な音源となっています。
「楔」は、
奥華子の原点と進化を感じることができる楽曲であり、彼女の音楽世界を深く理解するための重要な作品と言えるでしょう。