楠田香穂里

楠田香穂里（くすだ かおり、旧姓川上、1974年5月29日 - ）は、宮崎県出身の元女子バスケットボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。現役時代はポイントガードとして、その卓越したスキルとリーダーシップでチームを牽引しました。

バスケットボールを始めたのは唐瀬原中学校時代。その後、小林高校を経て、1993年にジャパンエナジー（現ENEOS）に入社しました。ジャパンエナジーでは、チームの主力選手として長きにわたり活躍し、JOMO黄金時代を築く上で大きな貢献を果たしました。そのプレースタイルは、正確なパスと冷静な判断力に優れ、チームの司令塔としてゲームをコントロールしました。

また、楠田は日本代表のメンバーとしても選出され、国際舞台でもその実力を発揮しました。1998年と2002年の世界選手権、2002年のアジア大会など、数々の国際大会に出場。1998年のアジア大会では、金メダルを獲得しました。これは、彼女のキャリアにおけるハイライトの一つと言えるでしょう。

2003年5月に結婚。2004年にはアテネ五輪に、既婚者としてただ一人日本代表に選出されました。一度は引退を考えたものの、アテネ五輪出場のために現役復帰。同大会を最後に、現役引退を決意しました。引退後は、指導者としての道を歩み始めます。

2010年には、共栄大学女子バスケットボール部の監督に就任し、後進の育成に尽力しました。彼女の指導は、技術指導だけでなく、精神面やチームワークの重要性を説くもので、多くの選手から信頼を集めています。

経歴

小林高校
ジャパンエナジー（1993年〜2004年）

日本代表歴

1998年 世界選手権
2002年 世界選手権
2002年 アジア大会
2004年 アテネ五輪

受賞歴

2001年 年間ベスト5賞
2002年 年間ベスト5賞

楠田香穂里は、選手として、指導者として、日本の女子バスケットボール界に多大な貢献をしてきた人物です。その功績は、多くの人々に記憶され、語り継がれていくことでしょう。

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