榊原勝也

榊原 勝也

概要

1968年7月1日、兵庫県で生まれた元プロ野球選手。プロの世界では外野手および捕手として登録され、右投右打であった。高校時代に打者としてその才能を示し、1986年のドラフト会議で横浜大洋ホエールズから指名を受けてプロ入り。プロでは外野手としてキャリアを始めたが、後に捕手へと転向。しかし、残念ながらプロ生活を通じて一軍公式戦に出場する機会はなく、1992年にユニフォームを脱いだ。

経歴

高校時代

大阪府に位置する強豪校、北陽高等学校（現在の関西大学北陽高等学校）で野球に打ち込んだ。特に最終学年である3年生の春には、チームの中心選手として4番打者の重責を担い、この活躍によって府大会優勝という顕著な成績を収めた。榊原の打撃における特徴は、広角に打ち分ける技術と強いスイングから生まれる長打力にあった。高校通算で実に51本もの二塁打を記録しており、当時の高校球界において、その打撃センスは高く評価され、プロのスカウトからも注目される存在となった。

プロ入り

高校卒業を控えた1986年の秋に開催されたプロ野球ドラフト会議において、横浜大洋ホエールズから6位という順位で指名を受けた。この指名を受諾し、プロ野球選手としての第一歩を踏み出すことを決意した。

プロでのキャリア

1987年、横浜大洋ホエールズに入団。プロ野球界でのキャリアをスタートさせた。入団当初は、高校時代の実績を考慮され、外野手として選手登録された。プロの高いレベルに対応するため、日々練習を重ねた。

球団内で彼の持つ身体能力、特に肩の強さが評価されるようになり、入団4年目となる1990年には、その優れた強肩を野球においてより重要な局面で活かすため、捕手へのコンバートが決定された。これにより、榊原は新たなポジションでの挑戦を始めることとなった。

捕手として、スローイング技術や配球、リードといった専門的なスキルを習得すべく努め、主に二軍（ファーム）での実戦経験を積んだ。しかし、残念ながら、プロ野球選手として現役でプレーした期間を通じて、一度も一軍の公式戦に出場する機会を得ることは叶わなかった。

プロ野球選手としての現役期間は、1987年から1992年までの計6シーズン。この間、所属球団は一貫して横浜大洋ホエールズであり、背番号「62」を着用してプレーした。

引退

1992年シーズンが終了した後に、現役プロ野球選手としてのキャリアを終えることを選択し、ユニフォームを脱いだ。

詳細情報

年度別打撃成績: 一軍公式戦出場なし
背番号: 62 （1987年 - 1992年）
関連項目:
兵庫県出身の人物一覧
* 横浜DeNAベイスターズの選手一覧

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