榎木和貴

榎木 和貴（えのき かずたか）

榎木和貴は1974年6月7日に生まれた日本の陸上競技選手及び指導者であり、特に長距離走に特化したフィールドでその名を知られています。彼は宮崎県出身で、初等、中等教育を受けた後、宮崎県立小林高等学校を経て中央大学に進学しました。現在、彼は創価大学の陸上競技部駅伝部の監督を務めています。

経歴と成績

榎木は中学校時代から陸上競技に目覚め、特に長距離走でその才能を発揮しました。彼の遺伝子には剣道があり、そのトレーニングにより体力を鍛えし、全国大会でも活躍するエース選手となりました。高校では外山方國監督の指導のもと、全国高校駅伝で区間賞を獲得し、その実力を証明しました。

中央大学では駅伝を特に得意とし、箱根駅伝では4年連続で区間賞を達成しました。特に1995年の第71回箱根駅伝では史上7人目の記録であり、8区の走者として復路の優勝を果たし、1996年には32年ぶりの総合優勝に貢献しました。これらの活躍によって、彼は大学の主力選手としての地位を確立しました。

2000年に旭化成に入社後は、彼自身の成績も向上します。特に、第49回別府大分毎日マラソンで2時間10分44秒の自己ベストを記録し優勝しました。しかし、その直後に大学時代から抱えていた坐骨神経痛の症状が再発したため、競技者としてのキャリアには苦難もありました。

2004年には沖電気に移籍し、女子選手の指導を行う陸上競技部のコーチを務めました。2007年からはトヨタ紡織陸上部のコーチとして活動し、2011年より監督に就任しました。在任中のニューイヤー駅伝では最高成績7位を記録しています。

2019年2月には、創価大学陸上競技部駅伝部の監督に就任しました。彼の指導のもと、2021年の第97回箱根駅伝では往路優勝及び総合で2位という成績を収め、チームを再び注目の存在に押し上げました。

主な戦績

榎木の主な戦績には、以下のものが含まれています。

• - 1994年：第70回箱根駅伝 8区 区間賞 1時間06分31秒
• - 1995年：第71回箱根駅伝 8区 区間賞 1時間06分03秒（区間新記録）
• - 1995年：第7回出雲駅伝 1区 区間賞 17分19秒
• - 1995年：第27回全日本大学駅伝 2区 区間賞 38分43秒
• - 1996年：第72回箱根駅伝 4区 区間賞 1時間02分15秒
• - 1996年：世界ロードリレー（デンマーク）日本代表
• - 2000年：第49回別府大分毎日マラソン 優勝 2時間10分44秒

自己記録

• - 5000m：13分43秒71（1997年）
• - 10000m：28分39秒07
• - ハーフ[[マラソン]]：1時間02分43秒
• - マラソン：2時間10分44秒（2000年）

榎木和貴は選手時代からの強みを持ち続け、今もなお陸上界において重要な役割を果たしている著名な人物です。

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