榮枝裕貴

榮枝 裕貴のプロフィール

榮枝 裕貴（さかえだ ゆうき）は、1998年5月16日生まれ、高知県高知市出身のプロ野球選手で、阪神タイガースに所属する捕手です。右投右打の選手であり、そのプレースタイルは多くのファンに支持されています。

経歴

プロ入り前

榮枝は小学校1年生の時に「朝倉スワローズ」に入団し、キャッチャーとしてのキャリアをスタートさせました。彼は6年生時に全国大会で準優勝に貢献し、明らかに才能を発揮していました。中学校時代は高知中学校の軟式野球部で活躍し、全国優勝を達成しました。

高知高校では、1年秋からベンチ入りし、正捕手として重要な役割を果たしました。特に、2年夏の県大会決勝では、強豪・明徳義塾に対して接戦を繰り広げたものの、惜しくも準優勝でした。3年春には四国大会で優勝を飾ったものの、甲子園出場は実現しませんでした。

その後、立命館大学に進学し、1年秋からベンチ入り。陣容の中で控え捕手として活躍し、通算40打数16安打という好成績を収めました。4年次には正捕手として大学の先輩である古田敦也を意識し、「古田2世」と呼ばれるようになりました。大学では通算46試合に出場し、打率.329を記録するなど、その打撃能力も示しました。

2020年のドラフト会議で阪神タイガースから4位指名を受け、契約金5000万円、年俸800万円で仮契約を結びました。背番号は39で、これは監督の矢野燿大が現役時代に着用していた番号です。

阪神時代

プロ選手としてのスタートは順調ではありませんでした。2021年3月には、右肋骨の疲労骨折を負い、6月には復帰を果たしましたが、10月に一軍に昇格した際に再度同じ部位を痛めてしまいました。以降は怪我の影響を避けるために、トレーニング方法に工夫を凝らしています。

2022年には一軍に昇格したものの、特例措置の為に短期間での抹消が続きました。しかし、9月28日の試合で出場機会を得、プロ初安打を記録しました。このチャンスは彼にとって大きな自信となり、さらなる成長と活躍を期待されています。

選手としての特徴

榮枝裕貴は強肩捕手として知られ、遠投は110メートル、二塁への送球は1.8秒台で行うことができます。彼の正確で迅速なスローイングは、ランナーにとって脅威となる存在です。また打撃では、スイングスピードが速く、打球を広角に打ち分ける能力が特徴です。

趣味や特技

趣味としては麻雀があり、大学の野球部のイヤーブックには「将来の夢」として「プロ雀士」と記載したこともあります。小学生時代には陸上チームにも所属し、運動神経の高さが伺えます。中学時代には全国大会での優勝も経験し、強い精神力も兼ね備えています。

榮枝裕貴の選手としての将来がますます楽しみです。彼の活躍は、阪神タイガースのファンだけでなく、日本の野球界全体に希望をもたらすことでしょう。

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