樋口紀子 (牧師)

樋口紀子について

樋口紀子（ひぐち のりこ、1958年生まれ）は、日本の著名な牧師、教育者であり、学校法人梅光学院の理事長及び梅光学院大学の学長を務めています。彼女は、キリスト教倫理を基盤に、神学や教育学、さらにはアイルランド文学など広範な専門分野を有しています。樋口氏の生まれ故郷は福岡県北九州市で、彼女は地元のミッションスクールである西南女学院高校を卒業後、梅光女学院大学の文学部に進学し、1982年に英米文学科を卒業しました。

その後、樋口氏は学校法人折尾女子学園での職務をスタートさせ、1983年には同学園の中学・高等学校で非常勤講師として教育活動を行うようになります。1984年にはアメリカのアズサ・パシフィック大学に留学し、英語教授法を学びました。この留学経験は彼女の教育理念や方法論に大きな影響を与え、その後のキャリアに繋がる重要なステップとなりました。

帰国後、1986年からは折尾女子経済短期大学などで非常勤講師として活動を続けながら、梅光女学院大学大学院で英米文学専攻を学び、1993年に修士号を取得しています。1999年には同大学の短期大学部で助教授としての職務に就き、翌年には教授に昇進します。また、彼女は通信教育で九州バプテスト神学校にも学び、2000年に本科を卒業しました。

2002年には独立折尾キリスト教堀川教会の牧師となり、梅光学院大学では宗教主任の役割を2012年まで務めることになります。また、2003年には九州バプテスト神学校の専攻科を無事に卒業し、神学の知識も深めました。

樋口氏は、2005年には学校法人梅光学院の理事および評議員に就任し、2006年には改組により国際言語文化学部の教授としての職を得ることになります。2012年には梅光学院大学初の女性学長となり、そして2018年に学院長に就任します。これに伴い、梅光学院中学校・高等学校校長、さらには梅光学院幼稚園の副園長を兼務することにもなりました。

2021年には学校法人梅光学院の学院長を退き、理事長に就任します。樋口氏はその幅広い専門知識と豊富な経験を生かし、教育界に多大な影響を与え続けています。さらに、山口県県民活動審議会の会長、NPOシンフォニーネットの理事、高齢社会をよくする下関女性の会の顧問など、多様な活動を通じて地域社会にも貢献しています。樋口紀子氏の生涯は、教育と宗教の分野での卓越した業績に彩られています。

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