横尾弘一

横尾 弘一（よこお ひろかず）

日本のベースボールジャーナリスト、横尾弘一氏は、1965年4月4日に東京で生まれました。血液型はB型です。学業は立教中学校（現在の立教池袋中学校）から立教高等学校（現在の立教新座高等学校）を経て、立教大学文学部英米文学科で学びました。

高校時代には硬式野球部に所属し、そこで後のプロ野球選手でありタレントの長嶋一茂氏や、人気ロックバンド「筋肉少女帯」のギタリスト、橘高文彦氏と同期として同じ時間を過ごしています。また、立教大学ではラジオパーソナリティとして知られる黒田治氏がクラスメートでした。

大学を卒業した横尾氏は、出版社の小学館に入社します。ここでは約10年間にわたり、主に学習雑誌や野球に関連する書籍の編集者としてキャリアを積みました。編集者としての経験を積んだ後、約1年間の準備期間を設けて、1999年にフリーランスの道を選び、独立しました。

独立後は、専門であるベースボールジャーナリストとして精力的な活動を展開しています。プロ野球、アマチュア野球、そしてメジャーリーグと、野球のカテゴリーを問わず、年間250試合を超える試合を取材する日々を送っています。また、社会人野球にも深い造詣を持ち、社会人野球情報誌『グランドスラム』では主要な執筆者の一人として、その魅力を伝えています。

取材・執筆活動の傍ら、自らも野球を楽しんでいます。お笑いコンビ「とんねるず」が発足させた軟式野球チームに参加しており、年間30試合程度、プレーヤーとしてもグラウンドに立っています。自身の活動の根幹には、「野球とともに生きる」という揺るぎないモットーがあります。

小学館の編集者時代、1993年に中日ドラゴンズから読売ジャイアンツへフリーエージェント移籍した落合博満氏の著書『勝負の方程式』の編集を手がけたことが、横尾氏のキャリアにおいて重要な転機の一つとなりました。この出会いをきっかけに、氏は落合氏の出版物の多くに携わることとなります。『コーチング』、『采配』、『落合博満 バッティングの理屈』、『アドバイス』、『決断=実行』など、落合氏の野球理論や考え方を伝える書籍の編集を数多く担当しました。

また、高校時代の同期である長嶋一茂氏との繋がりから生まれたエピソードもあります。かつて、長嶋氏がレギュラー出演していたテレビ番組『さんまのSUPERからくりTV』（TBSテレビ）において、出題VTRの中に当時小学生だった横尾氏の長男が出演したことがありました。

横尾弘一氏は、ジャーナリストとしての鋭い視点と、プレイヤーとしての野球への愛情を併せ持ち、多角的に野球の世界に関わり続けています。

主な著書

『落合戦記』（ダイヤモンド社）
『四番、ピッチャー、背番号1』（ダイヤモンド社）
『オリンピック 野球日本代表物語』（ダイヤモンド社）
『都市対抗野球に明日はあるか』（ダイヤモンド社）
* 『第一回選択希望選手』（ダイヤモンド社）

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