横山久美

横山 久美のプロフィール

横山久美（よこやま くみ）は、1993年8月13日生まれで、東京都多摩市にルーツを持つ女子サッカー選手です。彼女は岡山湯郷Belleに所属し、元々はサッカー日本女子代表としても活躍していました。ポジションはフォワードおよびミッドフィールダーで、その得点力とプレースタイルには定評があります。

幼少期とサッカーとの出会い

横山は多摩市に生まれ育ちました。彼女がサッカーに出会ったのは、兄が所属していたクラブで、幼稚園時代のことです。小学校1年生になると、正式にサッカーを始め、鶴牧サッカークラブに加入。その後、FC多摩ジュニアに選ばれ、都内のトレセンチームでも活躍しました。若い頃から彼女の才能は認められており、ダノンネーションズカップの東京都大会にも出場した実績があります。

ユース年代

小学校6年生の時、日テレ・メニーナのセレクションを受けましたが不合格。以降、2007年にスフィーダ世田谷FCに入団し、都内のリーグや大会で経験を積みました。2008年には、なでしこチャレンジプロジェクトに選出され、さらにサッカーの腕を磨いていきました。2009年には十文字高校に進学し、サッカー部に所属。高校時代には全国大会にも出場し、2010年には関東女子ユースサッカー選手権での勝利に貢献しました。

シニアキャリア

2012年、なでしこリーグの岡山湯郷Belleに入団しました。彼女はすぐに存在感を示し、2014年にはAC長野パルセイロ・レディースに移籍。その年、彼女はチャレンジリーグで30得点を挙げ、得点王に輝きました。翌年も2部リーグで得点王になり、チームの1部昇格に寄与しています。特に2017年にはドイツの1.FFCフランクフルトに移籍し、国際舞台でも経験を積みました。2020年にはアメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグでワシントン・スピリットに加入し、その後NJ/NYゴッサムFCにトレードされます。2022年には岡山湯郷Belleに復帰しました。

日本代表としての活躍

横山は2010年にU-17日本代表に選ばれ、FIFA U-17女子ワールドカップに出場しました。この大会で彼女は6得点を挙げて得点ランキング3位となり、個人としてもシルバーボールとブロンズシューズを受賞しています。2015年にはアルガルヴェ杯で日本代表に初招集され、ポルトガル戦で初得点を果たしました。また、2016年にはリオデジャネイロオリンピックのアジア予選にも出場するなど、日本女子サッカーの重要な選手としての地位を築いています。

プライベートと公表

横山は自身の性自認についても公表しており、2021年にはトランスジェンダーであることを明かしました。サッカーがキャリアになる中で、心の内を語る姿勢が多くの人々に影響を与えています。なお、彼女は2021年に交際している女性との結婚を発表し、プライベートでも新しい人生の歩みを進めています。

まとめ

横山久美はサッカー選手としての華々しい経歴を持つ一方で、個人としても社会に対するメッセージを発信しています。彼女の偉業と人間性は、多くのサッカーファンや支持者の心に響いていることでしょう。これからの彼女の活動にも期待が寄せられます。

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