横江公美

横江 公美（よこえ くみ）について

横江公美は、日本における国際政治の権威であり、政策アナリストとしても幅広く活動しています。1965年に名古屋市で生まれ、愛知県立中村高等学校を卒業後、明治大学の経営学部に進学しました。1994年には松下政経塾の15期生として入塾し、そこから彼女のキャリアが本格的に始まります。

彼女の研究活動は、1995年にプリンストン大学、1996年にはジョージ・ワシントン大学での客員研究員経験を経て、さらに多くの重要な役割を担ってきました。この間、日立製作所とVote.comの合弁会社であるVOTEジャパンの取締役社長にも就任しましたが、残念ながら2003年にはサービスを終了し、清算に至りました。

その後、2004年から太平洋評議会（Pacific21）の代表として、政策や広報、企業研修に関するコンサルティング活動を展開し、政策アナリストとしての地位を確立しました。また、明治大学で兼任講師も務めています。さらに、2008年に千葉商科大学大学院の政策研究科で博士課程を修了し、同じく研究に専念する仲間たちと切磋琢磨しました。

横江は2011年から2014年までの3年間、ヘリテージ財団でシニア客員フェローとして活動し、アジア人として初の上級研究員に任命されました。この期間において、彼女は広範な著作活動も行い、国際政治に関する議論をさらに深める役割を果たしました。2016年からは東洋大学のグローバル・イノベーション学科研究センターで客員研究員を務め、2017年には国際学部で教授に就任しました。

著作においては、横江公美は多くの単著を著しています。中でも『Eポリティックス』『第五の権力アメリカのシンクタンク』、および『判断力はどうすれば身につくのか アメリカの有権者教育レポート』などが挙げられます。また、共著や翻訳活動でも実績があります。特に、モーリー・ウィノグラッドとマイケル・D・ハイスによる『アメリカを変えたM(ミレニアル)世代 SNS・YouTube・政治再編』の監訳は、彼女の専門知識を反映した重要な作品です。

横江はまた、テレビ番組にも定期的に出演し、視聴者に向けた解説や分析を行っています。『朝まで生テレビ!』や『日曜討論』、さらには『ニュース シブ5時』や『ひるおび!』に出演して、専門的な見解を伝えています。

横江公美は、国際政治の重要な問題に対して深い知識と洞察を持ち続け、政策論的な視点からのアプローチで様々な活動を行っています。その影響力は広範囲に及び、学術界や政策形成の現場で大きな役割を果たしています。

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