横浜スカイウォーク

横浜スカイウォーク

横浜スカイウォークは、横浜ベイブリッジの下層に位置する歩行者専用の展望施設です。この施設は1989年に開業し、2010年までの約21年間の運営を経て、一時閉鎖されました。しかし、2022年6月25日に改装され、再び利用者を迎え入れることになりました。改装後は、新本牧ふ頭の整備事業に関連するPR施設としても機能します。

概要

横浜スカイウォークは、大黒埠頭側から約320メートルにわたって設計された歩行者専用の施設で、単に「スカイウォーク」とも呼ばれています。これは日本初の自動車専用道路に併設された歩行者専用通路ですが、中には途中から途切れているため、ベイブリッジを横断することはできません。

この施設の利用者数は1990年度の約79万人から、2003年度以降4〜5万人程度にまで減少しました。1993年以降は毎年経済的な赤字を計上し続け、2010年には営業を終了したものの、撤去できない構造のため、安全点検は継続されていました。その後、2019年からは限られた日程で無料開放が開始されました。

リニューアルと新しい役割

2022年のリニューアルオープンでは、スカイラウンジが新本牧ふ頭に関連する展示を行うようになり、公開日は基本的に土日祝日で、開放時間は11時から18時までとなっています。この変更により、より多くの観光客や地元の住民が訪れやすくなりました。

施設構成

横浜スカイウォークは主に「スカイタワー」、「スカイプロムナード」、「スカイラウンジ」の3つの部分から成り立っています。順路としては、スカイタワーの4階から始まり、スカイプロムナードを通り、スカイラウンジに至ります。その後再びスカイタワーの3階へ戻る流れです。

スカイタワー

スカイタワーは大黒埠頭に位置し、ガラス張りの構造を持ちます。ここでは、入場券を購入後、エレベーターで4階へ上がり、スカイプロムナードを利用して散策します。また、周辺を監視するための設備も備えています。

スカイプロムナード

スカイプロムナードは、ベイブリッジの下層に取り付けられた空中散策路です。行き帰りで通路が設定されており、6カ所の休憩所や望遠鏡も設置されています。途中には身障者用のリフトも完備されています。

スカイラウンジ

スカイラウンジはドーム型の展望施設で、両階に分かれています。ここからは横浜港やみなとみらいなどの美しい景色を楽しむことができ、近年では音楽イベントも行われていました。2022年から新本牧ふ頭のPRとして、展示も行うようになりました。

開放日と入場料

リニューアル後、横浜スカイウォークの基本開放日は土日祝日で、時間は11時から18時です。入場は無料ですが、特定の日には人数制限があるため、事前に情報を確認することが推奨されます。

このように横浜スカイウォークは、ただの展望施設に留まらず、地域の新たな観光名所として生まれ変わったのです。

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