横浜ヘリポート

横浜ヘリポートについて

横浜ヘリポートは、神奈川県横浜市金沢区福浦に位置する専用のヘリポートです。この施設は主に横浜市消防局に所属しており、消火活動や救助作業、救急医療の患者搬送など、様々な消防活動が行われています。また、大規模災害が発生した際の広域支援活動にも力を入れています。

沿革

横浜ヘリポートの歴史は1979年にさかのぼり、最初は横浜市消防局警防部の警備課に航空隊発足準備担当が設置されました。1980年からは東京ヘリポートを借りてヘリコプターの運用が始まり、その後1982年には横浜ヘリポートが正式に竣工しました。この年には神奈川県警察航空隊も移転してきました。

1997年には地震対策の整備事業が完了し、2015年には新しい格納庫が完成しました。しかし、2019年の台風15号の影響で一時的に浸水する事態も発生しました。

施設の仕様

横浜ヘリポートの設備は以下の通りです：

• - 着陸帯：長さ48m、幅36m
• - 滑走路：長さ42m、幅30m
• - 誘導路：長さ25m、幅9m
• - エプロン：長さ160m、幅45.5m

さらに、滑走路の強度は9トンに設定されています。これらの設備は、様々な条件下での航空機の運航を支えるために重要な役割を果たしています。

横浜市消防局航空消防隊

横浜ヘリポートの主な機能は、航空消防隊による消火、救助、情報収集、救急患者の搬送などです。この隊はヘリポートに基盤を置き、航空機の運航や消火活動を行う航空科と、機体や資器材の整備を担当する整備科から構成されています。加えて、神奈川県内で発生した災害への対応も行っています。

活動実績

横浜ヘリポートは数多くの災害現場での出動実績があります。特に、1982年の羽田沖墜落事故や、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災など、国内の大規模な災害への出動が目立ちます。また、他の地震や大雨による土砂災害への対応にも多く関与しています。

2021年には栃木県での林野火災に出動し、2024年にもまた山梨県での火災に出向く予定です。

まとめ

横浜ヘリポートは、地域社会において重要な役割を果たす消防施設です。その活動は災害時に大きな影響を及ぼし、迅速かつ効果的な対応が求められています。消防活動の拠点として、今後も市民の安全を守るための役割を続けていくことでしょう。

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