横浜市ふるさと歴史財団

公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団について

公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団は、1992年（平成4年）に横浜市によって設立された公益財団法人です。横浜市内の歴史系文化施設の指定管理者として、その運営を委託されており、横浜の歴史と文化に関する資料収集、調査研究、展示、出版などの活動を行っています。市民の文化発展への貢献を使命として、多岐にわたる事業を展開しています。

概要

当財団は、横浜の歴史に関する国内外の貴重な資料や文化財を収集・保管し、詳細な調査研究を実施しています。これらの成果を基に、市民が「横浜の歴史」を深く理解し、学習意欲を満たせるような展示や閲覧、出版物を通じて情報発信を行っています。横浜市の文化施設運営を担う指定管理者として、様々な時代の文化施設を管理運営しており、市民と歴史をつなぐ役割を果たしています。

具体的には、横浜市から委託を受け、性格や対象時代が異なる複数の文化施設を管理運営しています。これには、博物館のような施設だけでなく、埋蔵文化財センターや史跡の管理運営も含まれており、横浜の歴史を多角的に捉え、その魅力を広く伝える活動を行っています。

沿革

当財団の活動は、横浜市による歴史調査事業から始まりました。以下にその主な沿革をまとめます。

1954年（昭和29年）: 横浜市が開港100年を記念し、「横浜市史編集事業（第1期）」を開始。これにより、市史資料や文化財の調査が始まりました。
1981年（昭和56年）: 横浜市が「横浜開港資料館」を開館。市史編集事業で蓄積された資料を公開し、その管理運営団体として「財団法人横浜開港資料普及協会」が設立されました。
1970年（昭和45年）: 港北ニュータウンの造成工事に伴い「港北ニュータウン埋蔵文化財調査団」が結成。埋蔵文化財発掘調査に加え、郷土史、民俗、古民家の調査も開始されました。この動きから、考古資料館と歴史博物館の一体的な設立を求める市民の声が高まり、その方針が決定されました。
1992年（平成4年）: 歴史博物館の開設準備と、「横浜市三殿台考古館」「横浜市八聖殿郷土資料館」「横浜市埋蔵文化財センター」（「港北ニュータウン埋蔵文化財調査団」を改組）の運営団体として、「財団法人横浜市ふるさと歴史財団」が発足しました。
1995年（平成7年）: 「横浜市歴史博物館」が開館しました。
1998年（平成10年）: 「財団法人横浜開港資料普及協会」と統合し、より幅広い歴史文化活動を行う体制となりました。
2003年（平成15年）: 「横浜都市発展記念館」と「横浜ユーラシア文化館」の管理運営を受託しました。地方自治法改正に伴い、指定管理者制度が導入されました。
2006年（平成18年）: 「横浜市歴史博物館」「横浜開港資料館」「横浜都市発展記念館」「横浜ユーラシア文化館」「横浜市三殿台考古館」の指定管理者となりました。
2007年（平成19年）: 横浜市史資料保存活用業務を受託しました。
2011年（平成23年）: 神奈川県知事から公益財団法人として認定され、「公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団」として新たなスタートを切りました。

管理運営施設

現在、当財団が管理運営している主な施設は以下の通りです。

横浜市歴史博物館
横浜開港資料館
横浜都市発展記念館
横浜ユーラシア文化館
横浜市八聖殿郷土資料館
横浜市三殿台考古館
横浜市埋蔵文化財センター
横浜市史資料室
大塚・歳勝土遺跡

これらの施設を通じて、横浜の歴史と文化を深く理解し、楽しむことができます。

関連項目

横浜市
公益財団法人
博物館
指定管理者制度

外部リンク

ウェブサイト'>公式ウェブサイト
ウェブサイト'>横浜市歴史博物館
ウェブサイト'>横浜開港資料館
ウェブサイト'>横浜都市発展記念館
ウェブサイト'>横浜ユーラシア文化館
ウェブサイト'>横浜市八聖殿郷土資料館
ウェブサイト'>横浜市三殿台考古館
ウェブサイト'>横浜市埋蔵文化財センター
ウェブサイト'>横浜市史資料室
* ウェブサイト'>横浜市教育委員会

もう一度検索