横浜市立緑が丘中学校

横浜市立緑が丘中学校

横浜市立緑が丘中学校（よこはましりつみどりがおかちゅうがっこう）は、神奈川県横浜市青葉区千草台に位置する公立の中学校です。この学校は1998年度に校則を撤廃し、生徒の自主性を重んじる教育方針を採用したことで知られています。また、合唱に特に力を入れており、毎年高いレベルの合唱コンクールを開催しています。

沿革

緑が丘中学校は1980年に開校しました。当初、谷本中学校に間借りしていましたが、同年11月に現在地に移転しました。その後、1981年に校章、1982年に校旗、1984年に校歌を制定しました。1990年度には10周年を祝う記念式典が開かれました。

1998年度にはそれまでの校則を全面的に撤廃し「緑が丘6か条」を制定しました。このようにルールを緩和することで、生徒が自ら学び、成長できる環境を整えました。2000年には20周年、2010年には30周年を祝う記念式典が行われています。

近年では、2020年に新型コロナウイルス感染症の影響により、臨時休校や分散登校を実施し、2021年にはGIGAスクール構想に基づいて各生徒にChromebookを配布しました。2023年には、エレベーターが設置され、バリアフリー化が進められています。

主な行事

緑が丘中学校の重要な行事として、合唱コンクールが挙げられます。このイベントでは学年ごとに最優秀賞や優秀賞が設けられ、審査員は音楽の教師や学年の担当教員、外部から招いたピアノの先生などが行います。また、すべての生徒が参加することが求められ、自分の実力を試す機会となっています。

もう一つの大きなイベントはPTA祭です。この祭りは他の学校で行われる文化祭のようなもので、食べ物の販売や吹奏楽部・合唱部のミニコンサートなどが行われます。特に、売られる食べ物は地元の父母会や委員会が協力して用意し、毎年好評を得ています。

緑が丘6カ条

1998年度の校則撤廃に伴い制定された「緑が丘6か条」は、生徒の自主性を促す新たなルールです。「○○はだめ」という制限を取り除き、「○○をしよう」と前向きな表現に変えています。また、この6か条に基づいて生徒がキャンパスライフを楽しむ姿勢が育まれています。

アクセス

緑が丘中学校へのアクセスは、東急田園都市線藤が丘駅から徒歩20分、市営地下鉄グリーンライン川和町駅から徒歩25分です。交通の便も良く、多くの生徒が通っています。

進学先の高校

この学校の生徒は、2005年度以前は『横浜北部学区』に属しており、県立市ヶ尾高等学校、荏田高等学校、川和高等学校などへの進学が可能でした。卒業生は様々な進路を選択しており、プロ野球選手や陸上競技選手など著名な卒業生もいます。

まとめ

横浜市立緑が丘中学校は、生徒の自主性を尊重し、合唱活動を重視する教育環境を提供する学校です。その独自の教育方針と特色ある行事は、生徒たちにとって充実した学校生活の一部となっています。

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