横田真之

横田 真之（よこた まさし）のプロフィール

横田真之は1962年11月26日生まれ、高知県南国市出身の元プロ野球選手で、ポジションは外野手です。彼は1985年にプロ入りし、22年間の野球キャリアを通じて、複数のチームで活躍しました。横田は、多彩なバッティングと速さを兼ね備えた選手として知られています。引退後は教育者としての道を歩み、鹿児島商業高校の硬式野球部監督を務めました。彼の長男、横田慎太郎もプロ野球選手として知名度を持っています。

経歴

プロ入り前

横田は元々は右利きですが、父親が王貞治の大ファンであったため、幼少期に左打ちに転向しました。香長中学校では軟式野球部に所属し、高知県大会決勝へ進むなど、その才能を発揮。明徳高等学校（現在の明徳義塾高等学校）に進学後は硬式野球部に所属。2年次の夏大会では決勝に進むも、惜しくも敗退しました。大学は駒澤大学へ進み、東都大学リーグでの活躍が評価され、1984年のドラフトでロッテオリオンズから指名され、プロの道を歩み始めました。

プロ入り後

1985年に入団し、シーズン初には外野手としてスタメンに名を連ねました。徐々にチームの主力選手に成長し、1986年には打率.304を記録し、ベストナインにも選ばれるなど、確かな実績を残しました。その後もシーズンごとに成績を伸ばし続け、1988年にはレギュラー陣としての地位を確立しました。

しかし、年を追うごとにケガやチームの若返り政策の影響で出場機会は次第に減少し、1995年に現役を引退しました。引退後は様々な職を経験し、野球の知識を生かすために教育の道に進むことを決意しました。

現役引退後

横田は現役引退後、まずは宅配便のアルバイトを経て、知人の焼肉店で仕事をしつつ、自身の飲食店を立ち上げることを考えましたが、2002年に開業した店は閉店しました。その後も野球から完全に離れることはなく、マスターズリーグのチームに所属し、再び指導者の道へと歩みました。2016年には学生野球資格回復を果たし、鹿児島商業高校の硬式野球部コーチに就任。2019年から2023年3月まで監督を務めました。

選手としての特徴

横田は現役時代において、俊足と巧打を誇る外野手として多くの選手に影響を与えました。チームの中では広角に打つ能力が高く、得点圏での勝負強さを持つ選手でした。

家族の影響

彼は1988年に「ミス鹿児島」に選ばれた女性と結婚し、長女真子と、長男慎太郎を授かりました。慎太郎もプロ野球選手として活躍し、阪神タイガースに指名されましたが、病気の影響で非業の死を迎えたことが、横田家にとって大きな試練となりました。真之は慎太郎の入院期間中も支え続け、家族の絆が強いことを示していました。

彼のキャリアや家族のドラマは、多くの人々に感動を与え、指導者としての横田の道もまた、後輩たちに影響を与えることが期待されています。

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