樫木祥子

樫木祥子：日本のロードレースを牽引する女性アスリート

樫木祥子（かしき しょうこ、1993年11月9日生まれ）は、日本の自転車ロードレース界で目覚ましい活躍を見せる選手です。現在はオーエンスに所属し、国内外のレースでその実力を発揮しています。

競技との出会いと才能の開花

東京都出身の樫木選手は、幼少期から水泳に親しんでいました。大学進学後、トライアスロンに挑戦したいと考えましたが、所属できる部活が見つからず、代わりに自転車部に入部。これがロードレースとの出会いでした。駒澤大学在学中には、インカレロードで優勝するなど、早くからその才能を開花させました。

プロとしての挑戦

大学卒業後の2018年からは、アメリカ籍のUCI女子コンチネンタルチームに所属し、本格的にプロとしてのキャリアをスタートさせます。海外のレースを経験する中で、着実に実力を向上させていきました。2019年には、アジア選手権ロードレースで日本人最高位を獲得。2020年には、全日本選手権ロードレースで3位に入賞するなど、国内でもトップレベルの選手としてその名を広めました。

国内タイトル獲得と更なる飛躍

2021年には、全日本自転車競技選手権大会個人タイムトライアルで優勝。その実力を確固たるものとしました。また、2020年東京オリンピックではロードレースのリザーブ選手として選出されるなど、その活躍は広く注目を集めました。

2022年10月には、全日本自転車競技選手権大会ロード・レースの女子エリートで優勝。さらに、個人タイムトライアルでも2連覇を達成し、国内トップ選手としての地位を確立しました。2023年には女子エリート強化選手にも選ばれ、更なる活躍が期待されています。

社会貢献と後進育成

競技活動と並行して、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。2023年4月には、東京都の自転車安全利用TOKYOキャンペーン隊長に任命され、自転車の安全な利用を啓発する活動を行っています。

また、後進の育成にも力を注いでおり、2023年10月にはジュニア育成プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを実施。「自転車競技（ロード）ジュニア・U23女子育成。海外レースを経験させたい！」という目標を掲げ、多くの支援を集めました。

主な戦績

2014年 世界大学選手権大会（ポーランド開催）10位
2015年 全日本学生選手権自転車競技大会個人女子ロード優勝
2015年 JBCF湾岸クリテリウム2015 Fクラスタ優勝
2015年 JBCF富士山ヒルクライムFクラスタ優勝
2015年 JBCF栂池高原ヒルクライム優勝
2016年 世界大学選手権大会（フィリピン開催）クリテリウム4位、ロードレース8位
2019年 アジア自転車競技選手権大会ロードレース日本人最高位
2020年 全日本自転車競技選手権大会ロードレース3位
2021年 全日本自転車競技選手権大会 個人タイムトライアル優勝
2022年 全日本自転車競技選手権大会ロード・レース女子エリート優勝
2022年 全日本自転車競技選手権大会個人タイムトライアル優勝（2連覇）
2023年 台湾KOMチャレンジ優勝（4時間5分26秒94）

今後の活躍に期待

樫木祥子選手は、その卓越した競技力に加え、社会貢献活動や後進育成にも積極的に取り組む、社会性の高いアスリートです。今後の更なる活躍が期待されています。

外部リンク:

Shoko Kashiki - ProCyclingStats
樫木祥子 (@ShokoKashiki_) - X（旧Twitter）
* 樫木祥子 (@shoko_kashiki) - Instagram

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