橋本壮市

橋本壮市に関する詳細

橋本壮市は、1991年8月24日に静岡県浜松市で生まれた、日本の73kg級の柔道家です。身長は170cmで、四段の段位を持つ橋本選手は、2024年パリオリンピックで銅メダルを獲得した実力派です。彼の得意技は「橋本スペシャル」と呼ばれる変形の袖釣込腰や一本背負投で、多くの試合でその技巧を披露してきました。現在、パーク24に在籍し、彼の座右の銘は「広壮豪宕」です。

経歴

橋本は6歳から柔道を始め、地元の育誠館道場で基礎を学びました。中学生の頃には全国大会での活躍が始まり、東海大相模中学の2年時には66kg級で3位、3年時には73kg級で2位となります。高校では、金鷲旗やインターハイで優勝し、史上2校目の2年連続高校三冠を達成しました。また、個人戦でも81kg級での優勝を果たし、確かな実力を示しました。

2010年に東海大学に進学すると、1年目には学生体重別で決勝進出を果たしますが、3年先輩の長島啓太に敗れます。その後、2年次には優勝大会と体重別団体で優勝を達成しましたが、3年時に73kg級に階級変更を行い、その後も優れた成績を収めます。

2014年からはパーク24で活動を始め、実業個人選手権優勝やヨーロッパオープン・リスボンでの優勝を果たしました。彼はその後も競技を続け、2016年にはアジア選手権で優勝、ワールドマスターズでも優勝を飾るなど、国際大会での存在感を示しています。

国際大会での歩み

2017年、橋本はグランドスラム・パリで優勝し、選抜体重別でもタイトルを獲得します。この年は世界選手権でも優勝し、その名をさらに広めました。以降も数々の国際大会で優勝し続け、特に2018年の体重別では連続優勝を成し遂げます。2019年にもグランドスラム・パリで優勝し、2020年には東京オリンピックの代表選考が注目されましたが、最終的に選考には至りませんでした。

2021年にはワールドマスターズでの成果や世界選手権での3位入賞などを経て、2023年の世界選手権で3位となった後、同年のパリオリンピックの代表内定を獲得します。2024年のオリンピックでは、厳しい戦いの中で銅メダルを獲得し、日本柔道史上最年長のメダリストとなりました。

違反行為とその後

2018年には、規律違反として強化選手のランクが格下げされる事態がありましたが、その後の活躍によって健全に競技を続け、再びチームに貢献しました。橋本はこうした経験からも成長し、柔道界の模範となる選手としての道を進んでいます。

戦績

橋本は、様々な大会で数多くのタイトルを持ち、その戦績は豊富です。過去の主な成績には、全国中学校柔道大会での入賞から始まり、大学、実業界、国際大会と幅広く成功を収めています。特に、国際大会では連勝記録なども達成しています。現在、IJF世界ランキングでは5630ポイント取得により2位をキープしています。

今後の活躍も期待される橋本壮市選手は、柔道界における重要な存在として知られています。

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