檜尾小屋

檜尾小屋（ひのきおごや）

檜尾小屋は、長野県駒ヶ根市にある檜尾岳の麓に位置した山小屋で、高さ2,680mの山頂からわずか300mの距離にあります。この山小屋は、元々無人の避難小屋として利用されていましたが、2022年に管理者が常駐する有人の山小屋として新しくリニューアルされることとなりました。

村の取り組み

檜尾小屋を有人化する計画は、駒ケ根市によって立てられ、2021年6月から増改築工事が実施されました。この改修は、登山者の安全性を高め、快適な宿泊施設を提供するための取り組みの一環です。2022年の登山シーズンには、7月中旬から10月中旬までの期間、管理人が常駐し、利用者へのサポートを行っています。

新しい名称「檜尾小屋」は、より親しみやすく、宿泊施設としての機能を強化することを意図しています。山小屋のキャパシティは23人で、宿泊料金は上限7,000円で設定されています。この金額で、登山者は快適な環境の中で休息を取ることができるのです。

施設の新設と改善

檜尾小屋の増改築に伴い、さまざまな新しい施設が整備されました。新しい管理人室、ロフト部、乾燥室が新たに設けられ、登山者が快適に過ごせるようになっています。また、トイレも増設され、洋式トイレが設置されるなど、設備の充実が図られています。これにより、従来の避難小屋の機能を保持しつつ、利便性も向上しています。

さらに、新たに約260m²のテント場も設けられ、登山者は周囲の自然を楽しみながら快適にテント泊をすることも可能です。これにより、檜尾小屋は単なる宿泊施設にとどまらず、登山やアウトドアアクティビティの拠点として多くの人々に利用されています。

リニューアル記念式典

2022年7月22日には、駒ケ根市主催の下にリニューアル記念式典が開催されました。この式典では、檜尾小屋の新しいスタートを祝うイベントが行われ、地域の人々や登山者が集まりました。

檜尾小屋は、このような取り組みを通じて、多くの登山者にとっての憩いの場となっています。今後も、登山シーズンごとに多くの人々が訪れることでしょう。

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