櫛引政敏

櫛引政敏のプロフィール

櫛引政敏（くしびき まさとし）は、1993年1月29日生まれのプロサッカー選手で、青森県青森市出身です。現在はザスパ群馬に所属し、ポジションはゴールキーパー（GK）を務めています。

プロ入り前

彼のサッカーキャリアは小学1年生の時に兄と共に地元の千刈FCで始まりました。その後、小学5年生でフットサルを経験し、GKに転向しました。青森山田中学校では全国中学校サッカー大会に出場し、2年生時に3位、3年生時には準優勝を果たし、注目を集めました。高校に進学すると、柴崎岳らとともに第88回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。準決勝ではPK戦で見事なセーブを見せ、決勝進出に寄与しました。決勝では敗れたものの、大会優秀選手に選ばれました。また、第89回大会でも優秀選手として評価され、2010年に清水エスパルスへの加入内定が発表されました。

清水エスパルス

2011年に清水エスパルスへ正式に入団しましたが、最初の2年間は他の実力あるGKが揃っており、出場機会が限られていました。しかし、2013年に同輩二人が移籍したことにより、彼は2番手GKとしてリーグ戦に出場するようになります。公式戦初出場は同年3月20日のナビスコカップで、その後はリーグ戦でも活躍し、多くの試合に出場。2014年には背番号を1番に変更し、リーグ戦で29試合に出場しました。

2015年には新たに加入したGKにスタメンを奪われ、出場は限定的でした。

鹿島アントラーズ

2016年からは鹿島アントラーズへ期限付き移籍することが発表されましたが、先発GKの前に出場機会は少なく、カップ戦での出場にとどまりました。

ファジアーノ岡山

2017年には鹿島での期限付き移籍が満了し、ファジアーノ岡山FCへ移籍。しかし、新たに加入したGKとポジション争いに苦しみ、リーグ戦では6試合の出場にとどまりました。シーズン後には清水での契約も終了しました。

モンテディオ山形

同年12月にはモンテディオ山形に完全移籍し、序盤は競争がありましたが、その後レギュラーに定着。2020年には負傷により長期離脱しましたが、2021年は新加入選手との競争に敗れ、出場機会がありませんでした。

ザスパ群馬

2021年12月にザスパ群馬への完全移籍が発表され、彼の新たな挑戦が始まりました。

代表キャリア

櫛引は2016年にリオデジャネイロオリンピックのU-23日本代表に選出され、初戦に出場しましたが敗退。以降も代表候補に召集され続けています。

プレースタイル

彼は反応の速さ、セービング技術、1対1の場面での強さが特徴です。また、ハイボールの処理能力やキックの精度も高く、チームの守備を支える存在です。

エピソード

2016年には母校の青森山田高校がスパイク盗難に遭った際、同選手は柴崎岳と共に支援を行い、優勝に貢献しました。

結論

櫛引政敏は青森県出身のプロサッカー選手として、清水エスパルス、鹿島アントラーズを経て、現在はザスパ群馬で活躍しています。彼のサッカーキャリアは波乱に満ちており、多くの経験を通じて成長し続けています。

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