櫨まどか

櫨 まどか: 元女子サッカー選手の経歴

櫨まどか（はじまどか）は、1988年7月8日に愛知県名古屋市に生まれた元女子サッカー選手です。彼女は聖和学園高等学校を卒業し、現役時代には主にフォワードおよびミッドフィールダーとしてプレーしました。

サッカーキャリアの始まり

彼女は名古屋市にあるジュニアサッカークラブ「クラブアトレチコ91」でサッカーをスタートし、その後三重県の「多度若草イレブン」、伊賀フットボールクラブフロイラインを経て、愛知県刈谷市の「刈谷81フットボールクラブ」にてインフラ構築を行います。

2004年に宮城県仙台市の聖和学園高等学校に進学すると、高校時代にはU-16日本女子代表としての招集経験を得ます。彼女のサッカーの腕前は、この年代においても高い評価を受けていました。

プロとしての活躍

高校卒業後の2007年、櫨はINAC神戸レオネッサのアマチュアチーム「レオネッサアマチュア」に登録。2008年からはトップチームとして本格的にプロサッカー選手への道を歩み始めます。INAC神戸在籍時には、2010年と2011年に全日本女子サッカー選手権を連覇し、主力選手としてチームを牽引しました。

2012年には伊賀フットボールクラブくノ一へ移籍し、その後も国内リーグでの活躍を続けます。2017年7月には、日本女子代表として初めてオーストラリアとの試合に出場し、国際舞台でもその実力を証明しました。

移籍と引退

同年12月にはマイナビベガルタ仙台レディースへ加入し、個人の私生活も同時に進展し、落ち着いた環境下でプレーすることができました。彼女の登録名は旧姓の「櫨」で、現在の姓は公表していません。2018年には、韓国のWKリーグに所属する水原UDC WFCに移籍。このチームでも実力を発揮し、ハングルでの表記は「하지 마도카」となります。しかし、2020年12月には水原UDC WFCを退団し、2021年1月には引退を発表しました。

代表歴と輝かしい足跡

櫨はU-17日本女子代表、U-19日本女子代表候補、U-20日本女子代表候補、そして日本女子代表としても名を馳せました。2017年のトーナメント・オブ・ネーションズではオーストラリア戦を皮切りに、EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ、アルガルヴェカップにおいても重要な役割を担ってきました。

個人成績

彼女のキャリアにおいて、残した記録やタイトルは多岐にわたり、チームへの貢献が際立っています。特にINAC神戸時代に獲得した数々のタイトルは、彼女の努力とチーム一丸になって戦った証として残されています。

まとめ

櫨まどかは、女子サッカー界において重要な役割を果たした選手であり、その活躍は多くのファンに支持されました。彼女のサッカーに対する情熱と努力は、若い選手たちの目指すべき道しるべとなっています。現役から退いた今も、彼女の存在はサッカー界にとって貴重なものとして記憶され続けるでしょう。

もう一度検索