欽ちゃんの向こう三軒両隣

『欽ちゃんの向こう三軒両隣り』は、1976年10月17日から1977年9月25日まで、TBS系列（一部地域を除く）で放送された、三菱電機一社提供のバラエティ番組です。

番組概要

この番組は、3軒の家を1チームとして、2組の計6軒の家族が様々なゲームやお題に挑戦する形式でした。各家族は、お隣同士の理解度を測る「お隣さん理解度テスト」をはじめ、ユニークな企画に挑みました。司会は、当時人気絶頂だった萩本欽一さんが務め、親しみやすい語り口とユーモアで番組を盛り上げました。

番組の放送時間は、毎週日曜日の19時30分から20時00分までで、家族団らんの時間帯に、視聴者も一緒になって楽しめるような内容が特徴でした。

この番組は、TBS系列の日曜夜7時30分枠において、三菱電機が初めて一社提供した番組としても知られています。この番組を皮切りに、同枠は1992年3月まで16年半にわたり、三菱電機の一社提供枠として続くことになり、同社とTBSの長年の関係を築く上で重要な役割を果たしました。

主なコーナー

番組では、様々なコーナーが設けられ、各家族の個性が際立つような工夫が凝らされていました。

お隣さん理解度テスト：お隣同士の家族が、どれだけお互いのことを理解しているかを試すクイズ形式のコーナー。家族の意外な一面や、ほほえましい誤解などが笑いを誘いました。
わが家の三大ニュース：各家族が、最近起こった自慢のニュースを発表するコーナー。家族の日常が垣間見える、温かいエピソードが紹介されました。
宝物紹介：各家族が、大切にしている宝物を紹介するコーナー。思い出の品や、家族の歴史を感じさせる品などが登場しました。
玄関先で歌合戦：各家族が、自慢の歌声を披露するコーナー。歌唱力だけでなく、家族のチームワークや個性的なパフォーマンスも見どころでした。
* 早口言葉：お題の早口言葉に挑戦するコーナー。家族で協力してクリアを目指す姿は、視聴者の笑いを誘いました。

これらのコーナーを通して、視聴者は、出演する家族の日常や温かい人間関係に触れ、親近感を抱いたことでしょう。また、家族で一緒にテレビを見ながら、番組に参加しているような一体感も楽しめたことでしょう。

『欽ちゃんの向こう三軒両隣り』は、単なるバラエティ番組としてだけでなく、家族の絆や地域社会のつながりを再認識させる、温かい番組として、多くの視聴者の記憶に残っています。

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