歌のグランプリショー

『歌のグランプリショー』は、1962年11月11日から1970年1月11日まで、日本テレビ系列で放送されていた歌謡番組です。毎週日曜日の午前11時から11時55分に放送されていました。

番組は、毎回一流のショータレントを招き、ナイトクラブのような華やかな雰囲気を家庭でも楽しめるように工夫されていました。番組構成は、2部構成となっており、前半はタレントによるショー、後半は一般参加者によるのど自慢勝ち抜き合戦でした。

のど自慢勝ち抜き合戦では、その日の最高得点者がチャンピオンに認定され、前回のチャンピオンと対戦する形式でした。そして、5週連続で勝ち抜いた挑戦者には、小型自動車が贈られました。収録は主に後楽園ホールで行われていましたが、時折地方での収録も実施されました。

番組は当初白黒放送でしたが、1963年8月5日に後楽園ホールのテレビ放送設備がカラー化されたことを受け、同年8月11日の放送回からカラー放送となりました。

番組の司会は、初代がE・H・エリック、2代目が三代目江戸家猫八、3代目が今泉良夫（一龍斎貞鳳）が務めました。司会者の交代時期は明確には分かっていません。

コーラスはパールシスターズが担当しました。

番組の提供は、当初はトヨタグループの単独提供で、『トヨタ 歌のグランプリショー』として放送されていました。1964年春からは第一工業製薬（「モノゲン」名義）と日本冶金工業が参入し、1965年春からは日本冶金に代わって富士電機が参入しました。以降は、富士電機を筆頭とする複数社提供で放送されました。

番組は、視聴者参加型の歌番組として人気を博し、当時の歌謡界を盛り上げる役割を果たしました。

出演者

司会
E・H・エリック - 初代司会者
三代目江戸家猫八 - 2代目司会者
今泉良夫（一龍斎貞鳳） - 3代目司会者

コーラス
パールシスターズ

提供
トヨタグループ（当初）
第一工業製薬（モノゲン名義）
日本冶金工業
富士電機

関連番組
* 歌のチャンピオン

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