歓びの種

YUKIの12枚目のシングルとしてリリースされた「歓びの種」は、聴く人の心に温かい光を灯すような楽曲です。表題曲「歓びの種」は、東宝配給映画『タッチ』の主題歌として書き下ろされました。YUKI自身が映画の脚本を読み込み、その感動を歌詞に反映させています。

作曲は蔦谷好位置、編曲は島田昌典が手掛け、楽曲の持つ優しい世界観をさらに引き立てています。カップリングには、新曲「首輪」と、アルバム『joy』収録曲「AIR WAVE」のライブバージョン、そして「歓びの種」のインストゥルメンタルバージョンが収録されています。

「首輪」は、Keito Blowが作曲、湯浅篤と玉井健二が編曲を担当し、表題曲とは異なる、少しダークで実験的なサウンドが特徴です。「AIR WAVE（Live）」は、YUKIのライブパフォーマンスの熱量をそのまま伝える貴重な音源となっています。

また、「歓びの種」のプロモーションビデオには、映画『タッチ』で主演を務めた長澤まさみが出演。箭内道彦が監督を務めたこのCMでは、長澤まさみが歌詞を朗読するという演出が話題を呼びました。箭内監督は、長澤まさみに歌詞を完全に暗記してもらい、自然な表情を引き出すことにこだわったと語っています。このCMには非常に多くのバージョンが存在し、様々な場所で目にすることができました。

このシングルは、YUKIの音楽性の幅広さを示すとともに、映画『タッチ』の世界観をより深く理解するための架け橋となる作品と言えるでしょう。「歓びの種」は、その後、アルバム『Wave』、『five-star』、『POWERS OF TEN』、『BETWEEN THE TEN』にも収録され、多くのファンに愛され続けています。

収録曲

1. 歓びの種
2. 首輪
3. AIR WAVE（Live）
4. 歓びの種 -Instrumental-

「歓びの種」は、映画の主題歌としてだけでなく、YUKIの代表曲の一つとして、これからも多くの人々の心に響き続けることでしょう。

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