此花大橋

此花大橋 (このはなおおはし)

此花大橋は、大阪市此花区北港と此花区舞洲を結ぶ、大阪港に架かる印象的な橋梁です。北港の北地区と大阪市街地を結ぶ、全長1.6kmに及ぶ長大な橋であり、その美しい姿は大阪ベイエリアのランドマークとして親しまれています。1990年には、その卓越した技術とデザインが評価され、土木学会田中賞を受賞しました。

概要

此花大橋は、モノケーブル3径間連続自碇式吊橋という形式を採用しています。この形式は、主塔からケーブルを斜めに張り、橋桁を吊り下げる構造で、美しい曲線を描く外観が特徴です。以下に、橋の主要なスペックを示します。

形式: モノケーブル3径間連続自碇式吊橋
橋長: 540.00m
支間長: 120.00m + 300.00m + 120.00m
幅員: 23.50m
主塔高: 98.60m
橋脚: 鉄骨鉄筋コンクリート
基礎: 鋼管杭
着工: 1979年（昭和54年）
完成: 1990年（平成2年）3月
総工費: 約340億円

位置情報

此花大橋は、以下の地理座標に位置しています。

北緯: 34度39分59.35秒 (34.666486)
東経: 135度24分46.93秒 (135.413036)

歴史的背景

此花大橋の建設は、1979年（昭和54年）に始まり、1990年（平成2年）に完成しました。大阪港の発展に伴い、北港地区と大阪市街地を結ぶ交通需要が増大したことが建設の背景にあります。約11年の歳月と340億円の巨額な費用をかけて完成した此花大橋は、地域の経済発展に大きく貢献しています。

参考文献

此花大橋に関するより詳細な情報は、以下の文献で確認できます。

『大阪の橋 - 大阪市における橋梁技術のあゆみ』大阪市土木技術協会、1997年

関連情報

此花大橋に関心のある方は、以下の情報も参照ください。

大阪港
舞洲
大阪ベイエリア

外部リンク

大阪橋ものがたり: 此花大橋 - ウェイバックマシン（大阪市都市工学情報センター）
CVV(Civil Veterans & Volunteers)HP：此花大橋(KONOHANA BRIDGE)

此花大橋は、大阪の都市景観を彩るだけでなく、人々の生活を支える重要なインフラストラクチャーとして、これからもその役割を果たし続けるでしょう。

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