武内夏暉

武内 夏暉（たけうち なつき）

武内夏暉は、2001年7月21日生まれのプロ野球選手で、福岡県北九州市八幡西区にて育ちました。彼は左投げ左打ちの投手として、現在は埼玉西武ライオンズに所属しています。

経歴

プロ入り前

野球のキャリアは、福岡県北九州市立折尾東小学校で始まりました。小学3年生の時には東筑ファイターズに入団し、その後、折尾愛真中学校で軟式野球部に参加しました。さらに、福岡県立八幡南高等学校に進学し、最初は一塁手としてプレーしましたが、2年生から投手に転向。高校時代は甲子園大会には出場できませんでしたが、エースとしての経験を積み重ねました。

高校卒業後は國學院大學に進学し、2年生の秋には明治神宮野球大会で公式戦初の先発登板を果たしました。この試合では、パーフェクトゲームを達成し、周囲の注目を集めました。3年生の秋には4勝0敗・防御率0.68という成績を残し、大学リーグの優勝に貢献しました。また、この年にはMVPを受賞するという輝かしい成果を収めました。住所選手権にも出場し、経験を積んだ彼は、2023年には日米大学野球選手権大会の日本代表選手に選ばれるなど、将来を嘱望される存在となりました。

プロ入り

2023年9月にプロ志望届を提出し、2023年10月24日のドラフトで埼玉西武ライオンズと福岡ソフトバンクホークスが1位指名を公表。最終的に、2023年ドラフトで西武から指名を受け、契約金1億円、年俸1600万円で契約を結びました。背番号は21に決まり、これからのシーズンに向けて期待が寄せられています。

西武時代

2024年の春季キャンプではA班でスタートし、オープン戦においても2試合に登板しました。開幕戦においては、オリックス・バファローズ戦でプロ初登板初先発を果たし、7回を1安打で無失点、見事にプロ初勝利を飾りました。その後も順調に成績を残し、特に5月の段階では月間MVPを受賞するなど好調を維持しました。

初黒星は7月12日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で喫しましたが、彼の投球スタイルと持ち球は多彩であり、観客を魅了し続けています。最速154km/hのストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームを駆使し、特に左打者への制球が強みです。

人物

福岡県出身で、幼少期から福岡ソフトバンクホークスのファンだった武内。なんと彼は小学3年生から約10年間ファンクラブに入会していたという情熱の持ち主です。憧れの選手は和田毅選手で、彼のスタイルを手本にしながら日々練習に励んでいます。

選手としての特徴

武内の投球スタイルは特徴的で、テイクバックの際に左腕が見えにくく、打者にとって非常にタイミングを取りづらいという利点があります。このような独特な感覚を持つ彼の投球は、観客や相手チームにとって驚きの連続です。彼の今後の活躍が非常に楽しみです。

もう一度検索