武居康仁

武居 康仁氏（1965年生まれ）は、株式会社テレビ朝日の連結子会社であるテレビ朝日メディアプレックスの常務を務める人物です。東京大学を卒業後、1988年に株式会社テレビ朝日に入社しました。

キャリア

入社当初は制作部に所属し、様々な番組制作に携わりました。その後、社内で複数の部署を経験します。2003年には編成部へ移り、企画担当課長を務めました。2006年には編成部企画担当副部長に昇進。2007年から2年間は編成制作局のデジタルコンテンツセンター長を務め、デジタル分野での事業を牽引しました。2009年からはコンテンツビジネス局のコンテンツビジネスセンター長として、コンテンツ活用の推進に関わります。これらの経験を経て、現在はテレビ朝日メディアプレックスの常務として、経営に携わっています。

番組制作への貢献

武居氏は、そのキャリアの中で多岐にわたる番組の制作に関わってきました。特に、ディレクター、プロデューサー、そして企画という立場で、多くの人気番組に貢献しています。

ディレクターとしては、『ミュージックステーション』（山本たかおプロデューサーが担当していた時期）、ウッチャンナンチャンの冠番組『炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!』、そして『超次元タイムボンバー』など、視聴者に強い印象を残す番組を手がけました。
プロデューサーとしては、『グルメな冒険 お願い!リストランテ』、『タイムショック21』、『SmaSTATION』シリーズ（SmaSTATION-2, SmaSTATION-5）、『T×2Show』、『奇跡の扉 TVのチカラ』、そして『ドスペ!』など、ジャンルを問わず幅広い番組を担当しました。
* 企画としては、伝説的な人気を博した『藤岡弘、探検隊』シリーズや、『ザ・ドリフターズスペシャル』、クイズ番組の特番である『クイズタイムショック21スペシャル』、『せきらら白書』、『SmaSTATION』シリーズ（SmaSTATION-2, SmaSTATION-3）、全国規模のIQテスト番組『テスト・ザ・ネイション 全国一斉IQテスト』などに携わっています。また、『ぷっ』すまのスペシャル版（2006年1月2日放送の5時間スペシャル、2007年1月2日放送の超『ぷっ』すま猪突猛進スペシャル）では、企画だけでなく出演も果たしています。

人物像とエピソード

武居氏は、その個性的なキャラクターや強運の持ち主としても知られています。テレビ朝日の社員でありながら、他局の番組に出演した経験も複数回あります。2001年9月29日放送の『テレバイダー』で初めて他局番組に出演し、2004年7月23日にはフジテレビの『チョナン・カン2』にウエイター役で登場。さらに、同年7月24日に放送された『27時間テレビ』では、感情をあらわにする姿が話題となり、テレビ朝日社内での存在感を強く印象付けました。

また、くじ運が非常に強いことで知られ、万馬券を当てた経験があるほか、特に有名なエピソードとして、2005年12月20日に行われた2006 FIFAワールドカップ中継権抽選会での出来事が挙げられます。通常、このような重要な抽選会には局長級の人物が出席するのが通例でしたが、テレビ朝日からは当時編成制作局編成部企画担当副部長だった武居氏が代表として送り出されました。その結果、日本代表戦の中でも特に注目度の高い「日本×クロアチア」戦の中継権を見事に引き当てました。この抽選に臨むにあたり、武居氏は白装束で滝行を行い、必勝を期したと伝えられています。

その他

学生時代には、高校でサッカー部に所属していましたが、レギュラーではなく補欠だったとのことです。また、彼に関連する書籍として、『ベラベラブック』、『ベラバラブック2』、『チョンマルブック』が出版されています。彼のインタビュー記事は外部リンクとしても公開されており、その考え方や人柄に触れることができます。

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