武者ケロ

武者ケロ

『武者ケロ』は、吉崎観音原作の漫画『ケロロ軍曹』のメディアミックス作品の一つで、武者や戦国時代をモチーフにした派生作品の総称です。2008年3月のプラモデル発売を機に本格始動し、その後、漫画、アニメ、ゲームなど様々なメディアで展開されました。海賊をモチーフにした『ケロロパイレーツ』も、同様のメディアミックス作品として知られています。

世界観

世界観は本家『ケロロ軍曹』と共通しており、ケロロ小隊のメンバーも基本的に同一人物として登場します。しかし、ストーリーは全て独立した世界線で展開され、物語の根本となる事件の発生経緯を除き、各媒体によって異なる展開を見せます。

戦国ラン星

本作の舞台となる惑星で、戦国時代程度の文化レベルを持ちながらも、ロボットなどの近代兵器が存在します。全ての作品において、ケロン軍の特別訓練の場として選ばれており、漫画版では、ある村の鬼を退治した神様がタママに酷似しているなど、ケロン軍との繋がりが示唆されています。

武者ケロ小隊

本作におけるケロロ小隊の別名です。物語中で使用されることは少なく、主にそれ以外の媒体で使用されます。

登場キャラクター

武者ケロロ: 主人公。武将のような鎧兜を身に着けています。アニメ版では、彼が『武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル!!』での出来事の後に行った嘘の報告が、物語の発端となっています。
タママ足軽兵: ヴァイパーに敗北後、鬼を倒した神に似ているとして崇められていました。
ギロロ浪人:
クルル藪医: ヴァイパーに敗北後、秋葉原に似たアキバシティで暮らしていました。
ドロロ頭領: 漫画版とアニメ版で最もキャラクター設定が異なります。アニメ版では忍者の設定が強調され、生き生きと描かれています。一方、漫画版ではトラウマを抱えるキャラクターとして登場し、トラウマスイッチが発動するとケロロを攻撃します。

戦力・ロボット

武者ケロ小隊ロボ

各メンバー専用の戦闘用ロボットです。

武者ケロロロボ: ケロロ専用機。漫画版での化身はケロン人を思わせる姿をした「おっさん」です。牛蛙形態に変形可能です。
足軽タママロボ: タママ専用機。漫画版での化身はスーパーインセクターを思わせる「カブトムシ」です。御玉杓子形態に変形可能です。
浪人ギロロロボ: ギロロ専用機。漫画版での化身は赤ん坊の「ダイギロー」です。鉄拳砲撃形態に変形可能です。
藪医クルルロボ: クルル専用機。漫画版での化身はクルルロボの入っていた「岩」です。シャチホコ形態に変形可能です。
頭領ドロロロボ: ドロロ専用機。漫画版での化身は東谷小雪に似た「お雪」です。天翔木馬形態（ペガサスモード）に変形可能です。

合体形態

ケロロロボ・タママロボ合体: 名称不明。必殺技は「タママラブラブインパクト」です。
団子大将軍: ケロロロボ・タママロボ・クルルロボの合体。必殺技は「スペシャルフレンドリー・ハイパーメガトンハンマー」です。
計六六大将軍: ケロロ小隊のロボット全5体の合体。必殺技は「閻魔落し」です。
天下無双形態: 白い陣羽織を羽織った強化形態で、ロボットの本来の力を発揮します。

その他

アキヴァンゲリヲン: 漫画版オリジナルのロボット。クルルが製作しました。初号機はいわゆるオタクの姿をしており、真初号機は日向秋に似たロボットです。

アニメ

映画『武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル!!』から始まり、テレビアニメ5thシーズンで全6話が放送されました。

主なゲストキャラクター

武者ヴァイパー: 武士のような鎧を身にまとった七人兄弟。戦国ラン星を支配しています。兄弟それぞれ顔の色や左腕の武装が異なります。
戦国ラン星の住人: モブキャラクター以外は、ケロロ小隊メンバーの顔見知りにそっくりです。また、一部キャラクターを除き、性格・性質がオリジナルと正反対です。

コミカライズ

『ケロロ軍曹 特別訓練☆戦国ラン星大バトル!』として、『ケロケロエース』で連載されました。漫画版では、夏美と冬樹も任務に同行します。

その他のメディア展開

プラモデルや4コマ漫画、ゲームなど、様々なメディアで展開されています。

コラボレーション

ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊
* 戦乱のサムライキングダム

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